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  • Google、Gemini 3.8にTTS 2モデル AIが声の演技まで自然言語で制御

    image : Google 声質やアクセントの生成から感情、間、相づちまで指定可能 30秒の音声から声を再現する機能も  米Googleは現地時間9月23日、Geminiシリーズの音声生成モデル「Gemini 3.8 Flash TTS」と「Gemini 3.8 Flash-Lite TTS」を発表した。いずれもTTS(Text-to-Speech)モデルで、文章を読み上げるだけでなく、声の特徴や発話の仕方まで自然言語で指定できる。 声質から「演技」まで指定可能  Gemini 3.8 Flash TTSでは、役割やアクセント、声の特徴を指定して、オリジナルの声を生成できる。100以上の言語・方言に対応し、2000種類以上の音声も利用できる。  さらに台本の各行に指示を加えることで、話す速度や感情、間などを細かく制御できる。1つの台本から2人の会話を生成したり、笑い声やため息、相づちなどの非言語的な反応を加えたりすることも可能だ。長時間の音声でも声質や話し方を維持する機能も備える。 Video : @googledeepmind 声の再現には同意確認  声の再現機能では、30秒の音声サンプルから声を再現できる。ただし、本人の声、または利用権を持つ声が対象で、声の所有者による音声同意の確認が必要となる。生成音声には不可視の電子透かし「SynthID」が付与され、声の再現ではC2PAの認証情報も利用する。 大量処理向けのFlash-Liteも  Flash-Lite TTSは、大量の吹き替えや音声コンテンツ制作、音声エージェントなど、高い処理量とコスト効率を重視する用途向けに位置付けられる。両モデルはGemini APIとGoogle AI Studioで提供を開始しており、Flash TTSはGemini Notebook、Flash-Lite TTSはGoogle Vidsにも展開される。 参照サイト News from Google Gemini 3.8 text-to-speech says hello https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/gemini-models/gemini-3-8-text-to-speech/ TAGs

  • Metaが新型VRグラス発表、重さ約100gの軽量化を実現

    Metaが次世代VR機器「Meta VR Glasses」を発表した。メガネ型で重さ約100g、2027年春に1299.99ドルで発売予定である。 Metaが新型VRデバイスを発表 Metaは米国時間9月23日、開発者向けイベント「Meta Connect 2026」において、新型VRデバイス「Meta VR Glasses」を発表した。日本時間では9月24日にあたる。Metaの公式ニュースルームでは、10年以上にわたるVR開発の集大成として位置づけられており、映画鑑賞、スポーツ観戦、作業用の画面、ゲーム機の機能を一台に統合したデバイスと説明している。 軽量化を実現した二分割構造 Meta VR Glassesの本体重量は約100gで、既存モデルのMeta Quest 3と比べて5分の1程度に抑えられている。軽量化の主な要因は、本体を二つに分ける構造にある。顔に装着するグラス部分はセンサーとディスプレイのみを備え、素材にはマグネシウム合金を採用した。処理性能やバッテリー、ストレージを担う「パック」と呼ばれる別体ユニットは光ファイバーケーブルで接続され、ポケットやバッグに取り付けて使用する。側面が開いた設計とパススルーカメラにより、装着中も周囲の状況を把握できるとしている。 ディスプレイと映像・音響性能 映像面では、micro-OLEDパネルを用いた5K解像度の「5K Infinite Display」を搭載し、解像度は1度あたり37ピクセル(37PPD)に達する。専用設計のパンケーキレンズにより、メガネに近い外観を保ちながら高い映像品質を両立させた。Dolby Visionに対応し、音響面ではDolby Atmosのスピーカーをフレーム内に内蔵する。処理性能にはQualcomm製の新型プロセッサー「Snapdragon Reality Elite」を採用し、パック側のバッテリーは高解像度コンテンツの連続再生で最大3時間、45W急速充電に対応する。 項目 内容 重量 約100g(グラス部のみ) ディスプレイ 5K Infinite Display(micro-OLED、37PPD) レンズ 専用設計パンケーキレンズ、度付きレンズ対応 映像規格 Dolby Vision対応 音響 Dolby Atmos(フレーム内蔵スピーカー) 素材 マグネシウム合金ボディ プロセッサー Qualcomm Snapdragon Reality Elite バッテリー 高解像度再生で連続約3時間、45W急速充電 接続方式 光ファイバーケーブルで本体とパックを接続 認証 VRデバイスとして初のIMAX Enhanced認証取得 発売時期 2027年春 価格 1299.99ドル(日本円は未定) AIと操作方法 Meta VR GlassesにはMeta AIエージェントがOSに統合されており、音声のほか、視線や手のジェスチャーだけで映画の再生やアプリの起動、作業画面の調整、検索などを行える。コントローラーは不要とされている。 映画・スポーツ視聴の体験 Meta VR Glassesは、VR機器として初めてIMAX Enhanced認証を取得した。11月にはDisney+加入者向けに、対象国で「アベンジャーズ」や「ブラックパンサー」などの3D配信が始まり、タトゥイーンやアベンジャーズタワーなどを再現した没入型の視聴環境も用意される。また、Industrial Light & Magicが手がける「Disney Immersive Cinema by ILM」アプリでは、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「スター・ウォーズ/新たなる希望」のVR強化版も視聴可能になる。 動画配信ではPrime Video、YouTube、DIRECTV、AMC+、Crunchyroll、Plex、ESPN、Tubiなどと連携するほか、Peacock、HBO Max、Paramount+も3D作品ライブラリを初めて提供する。Lionsgateの3D作品も加わり、発売時までに国際的に数千本規模のライブラリになる見込みである。監督のジェームズ・キャメロン氏とLightstorm Visionとの提携により、2027年には3D初公開となる新作の配信も予定されている。 スポーツ分野では、ESPNと連携した「Immersive Sports」により、8K・180度映像で前列に近い視点での観戦が可能になる。今年はまず大学アメリカンフットボールがMeta Quest向けに提供され、2027年以降は対応競技が拡大する予定である。発売後は、MLB、NBC Sports、TNT Sports、UFCなどとの提携により、年間100件以上のライブ中継が視聴できるとしている。 作業用スペースとゲーム機能 作業用途では、複数画面を任意の場所に表示できる個人用ワークスペースとして利用できる。平らな面をキーボードやタッチパッドとして認識させる機能もあり、追加の機器を持ち歩かずに文字入力が行える。フルカラーのパススルー機能により、装着中も机やスマートフォン、周囲の様子を確認できる。ゲームは発売時点で75本以上のタイトルを手のジェスチャーのみで操作でき、Xbox Cloud Gamingとの連携により、さらに多数のタイトルをストリーミングでプレイできるとしている。 ホログラム通話機能 新機能として、実写に近いホログラムを使った通話機能も発表された。表情や反応をリアルタイムで再現した自身のホログラムを相手に表示し、空間音声によって、あたかも同じ空間にいるような感覚での通話ができるとしている。相手がスマートフォンやパソコンから参加している場合も、画面上にホログラムが表示される仕組みで、WhatsAppやZoomなど既存の通話アプリでも利用可能という。 発売日・価格、日本展開について Meta VR Glassesは2027年春に発売予定で、価格は1299.99ドルである。他のメディアの報道によると、日本は直販店・量販店の双方で取り扱う13カ国の一つに含まれる見通しだが、日本円での価格は本記事作成時点で公表されていない。 AIグラスとVR機器の融合が示す方向性 Meta VR Glassesは、これまで別系統として展開されてきたMeta QuestシリーズのVRヘッドセットと、Ray-Ban MetaなどのAIグラスの両方の要素を併せ持つ製品といえる。軽量化によって長時間の装着を想定した設計となっている点や、Disney、Marvel、Star Wars、NBA、MLBといった大手コンテンツホルダーとの提携を早期に固めている点から、映像視聴とゲーム、業務利用を横断する新しい携帯型コンピューティング端末としての位置づけを狙っていることがうかがえる。ホログラム通話のように既存の通話アプリと連携する機能も、単体のVR専用機というより、日常的なコミュニケーション手段への統合を意識した設計といえそうである。発売までにはまだ半年以上あり、価格や日本国内での具体的な展開については今後の続報が待たれる。 TAGs

  • SpaceXAI、「Grok 4.7」発表 長時間のコーディング性能を強化

    image : SpaceXAI 新ベースモデルと長時間RLで性能を向上、CursorBenchやEEBenchなど主要ベンチマークでも改善  米SpaceXAIは現地時間9月21日、コーディングやエージェントタスク、知識業務に特化したフラッグシップモデル「Grok 4.7」を発表した。前世代の「Grok 4.6」と同じ価格で、より大規模な新しいベースモデルと、難度の高いタスクに重点を置いた長時間の強化学習(RL)トレーニングにより性能を向上させた。CursorとGrok Buildで同日から利用できるほか、xAI API、サードパーティーのコーディングハーネス、モデルルーター、クラウドプラットフォームでも提供する。 長時間タスクへの対応力と自己検証能力を強化  Grok 4.7では、数時間にわたる難度の高いタスクに重点を置いたトレーニングを実施。長時間タスクへの対応力に加え、自身の作業を検証する能力や長いコンテキストを管理する能力を高めた。また、Grok Botのハーネスをネイティブに理解するよう学習させ、会話タスクや一般的な知識業務にも対応する。  ベンチマークでは、長時間のコーディングタスクを評価するCursorBench 4.0で、Grok 4.6の40.4%から46.3%に向上。電気工学分野を評価するEEBenchでは、53.0%から64.0%へ改善した。法律業務を評価するHarvey Legal Agent Benchmarkでは19.6%を記録し、Grok 4.6の15.8%から向上したほか、GPT-5.6 Solの2.5%、Fable 5.1の6.7%も上回った。 image : SpaceXAI 安全対策を刷新、サイバーセキュリティや生物学分野も強化  安全対策も刷新した。SpaceXAIによると、Grok 4.7は同社がこれまでテストしたモデルの中で、拒否能力とジェイルブレイク耐性が最も強いという。サイバーセキュリティ分野では、危険なサイバータスクを評価するHackerBench v0.3で、危険な二重用途プロンプトの通過率を3.3%に抑えながら、正当なセキュリティ業務への拒否は低く抑えたとしている。生物安全性のベンチマーク「LatchBio」では62.4%を記録した。一部のサイバーセキュリティパートナーには、招待制でGrok 4.7のレッドチーム能力へのアクセスも提供する。 価格は据え置き、高速版「Grok 4.7 Fast」も提供  Grok 4.7の料金は、入力100万トークンあたり2ドル、出力6ドル。キャッシュされた入力は100万トークンあたり0.5ドルで、200Kトークンを超えるリクエストでは入力4ドル、出力12ドルとなる。出力速度を2倍にした「Grok 4.7 Fast」は、通常版の2倍のトークン料金で提供する。Fast版はCursorとGrok Buildのみで利用でき、xAI APIでは提供しない。通常版はxAI APIのほか、モデルルーターやクラウドプラットフォームなどでも利用できる。 参照サイト SpaceXAI News Introducing Grok 4.7 https://x.ai/news/grok-4-7 TAGs

  • AppleがWhoop対抗の画面なし健康トラッカーを開発中

    Image is for illustrative purposes only. アップルが画面のない新型フィットネストラッカーを開発中とブルームバーグが報道。Whoopやオーラへの対抗策とみられる。 Bloombergは、アップルがWhoop Inc.の手首装着型デバイスに似た、画面を持たない健康・フィットネストラッカーを開発中だと報じた。スマートウォッチ事業の見直しと、新しいウェアラブル技術の追加を狙う取り組みの一環とされる。 画面のない布製バンドが特徴 同報道によると、プロトタイプは薄手の布製バンドにセンサー搭載の演算モジュールを組み合わせた構造となっている。画面を備えず、アプリや通知機能を統合するApple Watchとは一線を画す製品となる見込みだ。アップルはこのカテゴリーを数カ月にわたり検討しており、現在は複数の試作機を製作している段階とされる。社内では「技術検証(technology investigation)」と呼ばれる初期フェーズにあり、製品化するかどうかはまだ決まっていない。 ティム・クック氏らが強い関心 この構想には、アップルの取締役会長ティム・クック氏と、サービス部門を統括するエディ・キュー氏が特に強い関心を示しているという。キュー氏は昨年末からアップルの健康関連事業を統括しており、WhoopやOuraのようなシンプルなインターフェースを持つ競合製品の要素を、アップルの健康チームに取り入れるよう働きかけてきたとされる。また、Vision Proの開発や新型スマートグラスの開発を手がけるVisionハードウェアチームのメンバーも、この新型トラッカーの初期設計に関わっているとのことだ。 相次ぐ幹部の退社 一方で、アップルのウォッチ・健康事業では経営陣の交代が進んでいる。ウォッチと健康の両事業を統括していた元最高執行責任者のジェフ・ウィリアムズ氏は昨年末に退社した。Apple Watchと健康分野のマーケティングを率いたスタン・ング氏、フィットネス戦略を担当したジェイ・ブラニック氏も、それぞれ会社を離れている。 Whoopやオーラなど新興勢力の台頭 アップルはスマートウォッチ市場、特に米国市場で首位を維持しているが、WhoopやOuraなど専用トラッカーを手がける企業がそれぞれ数百万人規模のユーザーを獲得し、急成長している。Ouraは今月、新規株式公開(IPO)を申請したほか、Whoopの企業価値は約100億ドルとされる。位置情報・フィットネス機器の老舗であるガーミンも、同様の方向性で製品展開を進めている。なお、この報道を受けてガーミン株は一時2.5%下落した。 アップルはすでに、最新のApple WatchシリーズやリニューアルしたHealthアプリに、Whoopを意識したとみられる機能を取り入れている。より高度な心拍数モニタリング機能や、その日の体調・回復状況を示す指標、健康データから生物学的年齢を推定する機能などがその例だ。 発売時期は未定、実現しても2028年以降 アップルは製品化の可否を決めていない段階であり、仮に開発を進めた場合でも、発売は早くて2028年以降になるとみられている。価格や日本を含む各国での展開についても、現時点で具体的な情報はない。すでに市場には、Google傘下のFitbitが手がける99ドルの「Fitbit Air」や、Garmin Cirqa、Amazfit Helio Strap、Polar Loopなど、画面を持たないトラッカーが相次いで登場しており、アップルの参入はこうした流れを追う形になる。 Apple Watch一辺倒からの転換点となるか 今回の報道が事実であれば、アップルは長年続けてきた「多機能な画面付きウォッチ」中心の戦略から一部転換し、健康データに特化したシンプルな端末という新たな選択肢を模索していることになる。背景には、WhoopやOuraのような専門プレーヤーがユーザー基盤を広げ、健康管理市場での存在感を高めている状況がある。実現時期はまだ先とみられるものの、アップルがどのような形で健康分野の製品ラインナップを再構築していくのか、今後の動向が注目される。 (Source:Bloomberg) TAGs

  • OpenAI、「GPT-6 Sol」「GPT-6 Luna」発表 API料金を最大約58%値下げ

    image : OpenAI 複雑なコーディングやAIエージェント向けのSolと、大量処理向けLunaを投入  米OpenAIは現地時間9月22日、生成AIモデル「GPT-6 Sol」と「GPT-6 Luna」を発表した。GPT-6ファミリーの新モデルで、Solは複雑なコーディングやAIエージェントによる業務処理、Lunaは効率的な大量処理を主な用途とする。両モデルではAPI料金も引き下げ、AIエージェントなどで継続的にモデルを利用する際のコスト低減を図る。 複雑な処理と大量処理で使い分け  GPT-6 Solは、複雑なコーディングやAIエージェントによる業務処理など、難しいタスクを想定する。一方のGPT-6 Lunaは、集中的かつ反復的な大量処理を効率的に実行するモデルと位置付ける。  API料金は、GPT-6 Solが100万トークン当たり入力2ドル、出力10ドル。GPT-6 Lunaは入力0.10ドル、出力0.50ドルとなる。いずれもGPT-5.6のプロモーション価格から50%以上引き下げた。キャッシュされた入力トークンについても、Solは0.20ドル、Lunaは0.01ドルと低い料金を設定する。 image : OpenAI コーディングや業務処理で評価  性能面では、ソフトウェア開発向けの評価「DeepSWE v1.1」で、GPT-6 Solが最大推論設定で68.8%、GPT-6 Lunaが66.6%を記録した。コンピューター操作を評価する「OSWorld 2.0」では、Solが60.5%となった。 image : OpenAI image : OpenAI  業務ワークフローを評価する「AutomationBench」では、GPT-6 Solがxhigh設定で33.2%を記録し、Claude Opus 5のmax設定の26.9%を上回った。タスク当たりのコストはSolが0.27ドルで、Claude Opus 5の約9%だったとOpenAIは説明している。 image : OpenAI これらはいずれもOpenAIが公表した評価結果であり、実際の利用環境で同じ性能やコストになることを示すものではない。 GPT-6ファミリーの選択肢を拡充  GPT-6ファミリーは、最高性能モデルのAstraに加え、難しい処理を担うSolと、効率的な大量処理を担うLunaで構成される。GPT-6 SolとLunaはAPIで提供され、テキストと画像を入力できる。生成AIを業務システムやAIエージェントに組み込む際の、性能とコストの選択肢を広げた形だ。 参照サイト OpenAI Introducing GPT‑6 Sol and Luna https://openai.com/index/introducing-gpt-6-sol-and-luna/ TAGs

  • Beats初の交換式クッション採用ヘッドホン「Beats 360」、日本は5万9800円

    Beatsはクッション交換式の新型ヘッドホン「Beats 360」を発表。NC性能は従来比最大1.75倍で、日本では9月24日に発売する。 Apple傘下のオーディオブランドBeatsは、現地時間2026年9月22日、新たなフラッグシップのオーバーイヤーヘッドホン「Beats 360」を発表した。同ブランドとして初めてイヤークッションとヘッドバンドクッションの付け替えに対応し、色や素材を選んで組み合わせられるのが特徴だ。日本ではapple.comで注文を受け付けており、9月24日に発売する。 交換式クッションで外観と装着感を選べる Beats 360は、イヤークッションとヘッドバンドクッションを交換できる構造を採用しており、色やクッションの種類を用途や好みに合わせて変更できる。クッションは2種類の素材が用意される。 「Performance Knit」は低反発フォームを通気性のあるニット素材で包んだもので、軽さと耐久性を重視し、運動時の使用も想定している。「UltraPlush」は継ぎ目のない合成皮革を使い、長時間の装着に向く。Beats Studio ProやBeats Solo 4と同じ素材だ。 本体には本体色と同じPerformance Knitクッションが付属し、別売りのクッションキットはPerformance Knitが6色、UltraPlushが2色で展開される。 ヘッドバンドは設計を見直している。ワイヤレス利用を前提とした設計にしたことで、ヘッドバンド内部の余裕をケーブル処理ではなく重量配分や側圧の最適化に充てたという。 音質とノイズキャンセリング 音響面では、本製品専用に設計したドライバーを搭載し、各ドライバーに3層構造の振動板とデュアルネオジム磁石を採用した。 アクティブノイズキャンセリング(ANC)は同ブランドで最も強力なものとされ、Beats Studio Pro比で最大1.75倍のノイズ低減性能を持つ。この数値はアクティブとパッシブを合わせたもので、IEC 60268-24に基づく測定による。 このほか外部音取り込みモード、装着状態に応じて音を調整するアダプティブEQ、ダイナミックヘッドトラッキング対応のパーソナライズされた空間オーディオ、Dolby Atmosに対応する。頭の動きは左イヤーカップ内の加速度センサーとジャイロスコープで検出する。 IPX4の耐汗・耐水性能 Beatsのオーバーイヤーヘッドホンとして初めて、IPX4等級の耐汗・耐水性能を備えた。背面の音響チャンバーなど内部構造の設計により実現したという。ただし、水を使わないスポーツや運動を想定したもので、耐性は通常の使用で低下する可能性がある。濡れた状態での充電は避けるよう案内されている。 本体はフラットに折りたためる構造で、リップストップ生地のケースが付属する。 AppleとAndroidの両方に対応 独自のBeatsチップを搭載し、Apple製品とAndroid端末の両方で連携機能を利用できる。Bluetoothは5.3のClass 1に対応する。 Apple製品ではワンタッチペアリング、「Hey Siri」、デバイス間の自動切り替え、オーディオ共有、「探す」などに対応する。Android端末ではFast PairやFind Hubなどを利用できる。なお、「探す」機能はiOS 27以降が必要で、AndroidのBeatsアプリはAndroid 15以降に対応する。 操作系は、右イヤーカップに音量ボタンと再生・一時停止ボタン、左イヤーカップに電源ボタンとリスニングモード切り替えボタンを配置した。 beatsbydre マイクは計9基のMEMSマイクを搭載し、ANC用が8基、通話用が3基で、うち2基を兼用する。 バッテリーと環境配慮 連続再生時間はANCオン時で最大32時間、外部音取り込みモードでは最大24時間。5分の充電で最大1時間再生できる急速充電に対応し、充電端子はUSB-Cを採用する。 素材面ではイヤーカップやスピーカー筐体などに再生プラスチックを80%使用しており、Beats製品として最も高い比率だという。磁石には100%再生レアアースを使い、パッケージは100%植物由来の素材でできている。 主な仕様 項目 内容 製品名 Beats 360 形状 オーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン ドライバー 専用設計ドライバー(3層振動板、デュアルネオジム磁石) ノイズキャンセリング アクティブノイズキャンセリング(Beats Studio Pro比 最大1.75倍) 主な機能 外部音取り込み、アダプティブEQ、パーソナライズされた空間オーディオ、Dolby Atmos チップ Beats独自チップ Bluetooth 5.3(Class 1) マイク MEMSマイク計9基(ANC用8基、通話用3基、うち2基兼用) 耐汗・耐水 IPX4 バッテリー 最大32時間(ANCオン時)、最大24時間(外部音取り込みモード時) 急速充電 5分の充電で最大1時間再生 充電端子 USB-C 対応プラットフォーム Apple製品、Android(Beatsアプリは Android 15以降) カラー ブラック、クラウド、ピンク、スカイ 付属品 本体同色のPerformance Knitクッション、ファブリックケース 価格と発売日、日本での展開 米国での価格は349.99ドル。apple.comで米国を含む100以上の国と地域で注文を受け付け、店頭販売は9月24日に始まる。 日本での価格は5万9800円(税込)で、9月22日からapple.comで予約注文を受け付け、9月24日(木)からApple Store直営店と正規販売店で販売する。 別売りのクッションキットは、イヤーカップ用とヘッドバンド用のクッションをセットにしたもので、Performance Knitがブラック、クラウド、ピンク、スカイ、ネイビー、ボルトの6色、UltraPlushがブラックとクラウドの2色。日本での価格はいずれも8900円だ。 米国などではクッションキットの発売記念価格が設定されている。対象は米国、カナダ、英国、フランス、オーストラリア、韓国、中国で、期間中は9.99ドルで購入できる。期間は10月31日までで、1人3個までの数量制限がある。この対象地域に日本は含まれておらず、日本では1組あたり8900円での購入となる。 また今回の発表に合わせ、apple.comおよびApple Store直営店では、Beats Studio Proの価格を従来の5万4800円から4万9800円(税込)に改定した。AppleはBeats 360とBeats Studio Proを、ブランドの2つのフラッグシップとして並行して販売する方針だ。 製品 米国価格 日本価格(税込) Beats 360 349.99ドル 5万9800円 Beats 360 クッションキット 49.99ドル(一部地域で10月31日まで9.99ドル) 8900円 Beats Studio Pro(改定後) 299.99ドル 4万9800円 「着せ替え」を軸にした製品展開は日本で広がるか Beats 360は、音質やノイズキャンセリング性能の向上に加え、クッションの交換による外観のカスタマイズを前面に打ち出した製品だ。IPX4への対応や運動向けのニット素材クッションを用意したことから、屋内外を問わず日常的に使う用途を強く意識していることがうかがえる。 価格面では、日本の5万9800円はAirPods Maxより安く、値下げ後のBeats Studio Proより1万円高い位置付けとなる。Apple製品とAndroidの両方に対応する点も、iPhone以外の利用者を取り込むうえで材料になりそうだ。 一方で、製品の特徴であるクッション交換については、日本は発売記念価格の対象から外れている。複数の色をそろえて楽しむ使い方を想定した製品である以上、1組8900円という価格が国内での普及や「着せ替え」需要の広がりにどう影響するかが注目される。 TAGs

  • Googlebook、新AI機能搭載し米国から発売開始

    GoogleがGooglebookにGemini搭載の新機能を発表。米国など6カ国で10月から発売、日本は未定。 Googleは9月21日(日本時間同日22時)、公式ブログでノートパソコン「Googlebook」に搭載する新しいAI機能について発表した。ポインター操作を支援する「Magic Pointer」や音声入力機能「Rambler」など、Geminiを端末に直接組み込んだ複数の機能を紹介している。 Magic Pointerがポインター操作を刷新 Magic Pointerは、従来のポインター操作を置き換える新機能である。カーソルを小さく揺らすと起動し、画面上のテキストや画像の内容を理解したうえでGeminiが処理を行う。 例として、ウェブページ上のマラソントレーニング計画を選択し、Googleカレンダーへの登録を指示する使い方が紹介されている。ほかにも、不審なメールにカーソルを合わせてスパム判定を依頼したり、複数の画像を選択して合成させたりすることができる。Magic Pointerは起動時のみ動作し、通常時は待機状態を保つ設計になっているという。 音声入力を整理するRambler Ramblerは、話し言葉をそのまま書き起こすのではなく、文脈をふまえて整理する音声入力機能である。会議メモなどを口頭で入力すると、言い淀みや余分な言葉を取り除き、要点を箇条書きにまとめる。多言語に対応しており、話す途中で言語を切り替えても処理を続けられるとしている。 コードなしでウィジェットを作成 「Create My Widget」は、説明文を入力するだけで自分専用のウィジェットを作成できる機能である。スポーツチームのスコア表示や、旅行までのカウントダウンなど、用途に応じて作成できる。 さらに本格的な開発を行いたい利用者向けに、コーディング支援ツール「Google Antigravity」が全モデルに標準搭載される。作成したアプリをGooglebookに直接配備できるほか、Linux端末環境も利用でき、外部の開発ツールを動かすこともできるという。 ChromeやAndroidと共通のGemini機能も利用可能 ChromeやAndroidで提供されているGeminiの機能も、Googlebookでそのまま利用できる。タスクの自動化や「Gemini Live」、画面の内容に応じた提案機能などが標準で搭載される。また、ノートパソコンを閉じた状態でも「Gemini Spark」がバックグラウンドで処理を続け、複雑な依頼を完了させる仕組みも備える。 価格と発売時期 Googlebookは899ドルから販売される。購入者にはGoogle AI Proの12カ月分の利用権が付属し、5TBのクラウドストレージとGeminiの上位機能が含まれる。加えて、YouTube PremiumやAdobe Photoshopなどの3カ月分の利用権も付く。基本ソフトウェアのアップデートは最長10年間提供されるという。 予約はGoogleストアやBest Buyなどで開始されており、米国では10月4日、カナダ・英国・アイルランド・フランス・ドイツ・オーストラリアでは10月5日に発売される。なお、発表内容には日本での発売時期や取り扱いに関する言及はなく、今回の対象国に日本は含まれていない。 ポインターと音声入力がAI活用の入口になるか 今回の発表で目を引くのは、AI機能を独立したアプリではなく、ポインターや音声入力といった日常的な操作そのものに組み込んだ点である。従来型のAIアシスタントは呼び出す手間が使用の障壁になりやすかったが、Magic PointerやRamblerはその手間を省く設計になっている。 一方で、実機に触れた海外の取材では、カーソルを揺らす操作による誤起動の可能性や、複雑な依頼における実際の完成度についてはまだ判断がつかないという指摘も出ている。デモで示された航空券の自動入力や予約手続きのような複雑なタスクが、実際の利用環境でも同様に機能するかは今後の検証課題となりそうである。Androidエコシステムとの連携を前面に出した点は、既存のChromebookにはなかった強みとして評価する声もある。日本市場への展開時期は明らかになっておらず、今後の発表が注目される。 TAGs

  • 『マネーフォワード ME』、ChatGPTと連携する新アプリ提供

    マネーフォワードが、家計・資産データをChatGPT上で参照できる新アプリの提供を9月17日に開始した。 マネーフォワードホーム株式会社は、2026年9月17日、OpenAIが提供する「Apps in ChatGPT」で利用できる『マネーフォワード ME』アプリの提供を開始した。ユーザーが接続を許可すると、『マネーフォワード ME』に蓄積された家計・資産データをChatGPTの会話内で参照できるようになり、対話を通じて家計や資産の状況整理から意思決定の検討までを行えるようになる。 本アプリでできること 本アプリを利用すると、接続時に確認した範囲で、『マネーフォワード ME』の入出金や資産に関するデータをChatGPTの会話内で参照できる。家計や資産に関する客観的な事実の整理、過去データとの比較、ライフイベントに応じた将来の資金シミュレーションなど、お金に関する意思決定を支援する情報を得られるとしている。 これまでとこれから これまで生成AIに家計相談をする場合、銀行アプリで残高を確認したり、証券口座にログインして保有銘柄を書き出したり、カード明細から固定費を拾い出したりする手間が必要だった。『マネーフォワード ME』を利用していれば金融サービスの一元管理やCSVデータ、レポートのスクリーンショット活用によって手間はある程度軽減されていたものの、相談のたびに最新データを用意して共有する必要は残っていた。 本アプリの導入後は、ユーザーが接続を許可すれば、銀行・クレジットカード・証券口座・年金・電子マネー・ポイントなど、『マネーフォワード ME』に登録された金融関連サービスの入出金情報や家計簿、資産・負債のデータをChatGPTの会話内でそのまま参照できるようになる。データ準備の手間なく、すぐに質問や相談を始められる点が変化点となる。 蓄積された家計・資産データを活用することで、複数の金融関連サービスを横断した確認や、過去データとの比較・分析ができる。 想定される使い方 公表された対話例によると、複数の銀行口座やカードの明細を横断して支出の増加要因を確認したり、過去の支出実績から見直し余地のある定期支払いを洗い出したりする「家計相談」のほか、連携済みの預金・証券口座をまとめて現預金と投資資産の比率を確認したり、資産の増減要因を入出金と運用損益に分けて把握したりする「資産相談」が想定されている。 利用開始までの3ステップ ChatGPTにログインし、プラグインディレクトリで『マネーフォワード ME』を検索する プラグインをインストールし、「接続」を選択して『マネーフォワード ME』のアカウント認証を行い、共有されるデータの種類とアクセス範囲を確認したうえで接続する チャットの利用を開始する 提供の背景 マネーフォワードホームによれば、国内では生成AIの利用経験率が高まっており、日常のお金に関する相談をAIに行いたいというニーズが広がっているという。同社が『マネーフォワード ME』ユーザー1,000名を対象に2026年6月30日から7月5日にかけて実施したアンケートでは、生成AIとの連携について「ぜひ利用したい」「やや利用したい」と回答した割合が合計77.7%に上ったとしている。 同社は、これまで『マネーフォワード ME』が担ってきたお金の見える化に加え、データをもとにした分析や選択肢の検討・比較といったプロセスまで支援することが重要だとし、本アプリの提供を生成AIとの対話を通じた新しい金融体験の第一歩と位置づけている。 なお、生成AIと家計・資産データを連携させる動きは他の金融サービスでも広がりつつある。国内の大手銀行グループでも2026年5月に、家計簿・資産管理アプリのデータをもとにChatGPT上で口座残高や取引明細を確認できるサービスが始まっており、金融データをAIとの対話の中で活用する流れは業界的な広がりを見せている。 データの取り扱いと利用上の注意 本アプリで連携されるのは、家計・資産管理に必要な利用明細や資産・負債データのみに限定される。『マネーフォワード ME』に金融関連サービスを連携するための認証情報がChatGPTに共有されることはなく、本アプリから『マネーフォワード ME』のデータを更新することもできない仕様となっている。ChatGPTとの接続解除はいつでも可能。 また、本アプリ自体から金融商品の売買や出金・振込等の取引を行うことはできない。ChatGPTの回答は情報提供および計画を目的とするものであり、専門家による金融・投資助言に代わるものではないとし、金融上の判断や実際の取引はユーザー自身の責任で行うよう求めている。 今後の展開 マネーフォワードホームは、『マネーフォワード ME』を「お金のパートナー」と位置づけ、AI技術を活用しながら日々の家計・資産管理や将来の資産形成につながる機能・サービスの開発を今後も進めるとしている。 見える化から意思決定支援へ、広がるAI家計相談の選択肢 今回のアプリ提供は、家計簿・資産管理サービスの役割を「データを見える化する」段階から「データをもとに考える」段階へと広げる動きの一つといえる。ユーザーはこれまで自分で行っていた資産増減の要因分析や選択肢の比較を、ChatGPTとの対話の中で進められるようになる。同様の取り組みは他の金融サービスでも始まっており、家計データをAIとの対話に活用する動きは今後さらに広がる可能性がある。 TAGs

  • Claude、AIエージェント「Cowork」をチャットに統合 1つの会話で作業可能に

    image : Anthropic 調査やファイル操作、資料作成をClaudeに依頼可能 DocsやSlidesもベータ提供  米Anthropicは現地時間9月16日、AIアシスタント「Claude」のチャット機能に、AIエージェント型の作業環境「Claude Cowork」を統合すると発表した。これまでチャットとCoworkを使い分けていたが、今後は通常の会話から調査やファイル操作、資料作成といった作業をClaudeに任せられる。ユーザーが作業内容に応じてモードを選ぶ必要もなくなる。 Video : @claude Claudeが必要な機能を判断  統合後は、ユーザーが依頼した内容に応じてClaudeが必要な機能を判断する。チャットからCoworkの機能に加え、コネクターやスキルなども利用できる。例えば、複数の資料を調査し、結果をレポートにまとめ、その内容を基にプレゼンテーションを作成するといった複数工程の作業を、1つの会話から進められる。ユーザーが作業を離れた後も、Claudeはタスクを継続できるとしている。 DocsやSlidesも会話に統合  文書を作成・編集できる「Claude Docs」と、プレゼンテーションを作成・編集できる「Claude Slides」もベータ版として提供する。文書はGoogle DocsやMicrosoft Word、プレゼンテーションはPowerPointやPDFとして扱える。ビジュアル制作機能「Claude Design」も会話内から利用できるようになる。 Video : @claude  Coworkとチャットの統合は、まずProとMax向けに数週間かけて段階的に展開し、その後TeamとFreeにも提供する。Docs、Slides、Designは有料プラン向けのベータ版として展開する。 「何を使うか」ではなく「何をしたいか」  生成AIでは、回答を得るだけでなく、調査やファイル処理、資料作成など複数の作業をAIに任せる使い方が広がっている。一方で、利用する機能やモードをユーザー自身が選ぶ必要があるケースも多い。今回のClaudeは、その選択自体を減らし、ユーザーが「何を使うか」ではなく「何をしたいか」を伝えるだけで作業を進める方向へインタフェースを変えた。  チャットを入り口にAIエージェントの機能まで扱えるようにすることで、Claudeを質問への回答だけでなく、実際の仕事を進めるための環境として位置付ける動きといえる。 参照サイト Anthropic Blog Claude Cowork and chat are now one Claude https://claude.com/blog/cowork-is-now-claude TAGs

  • OPPO、Find X10 Pro Maxの国際展開と2nmチップ搭載を発表

    OPPOは新型スマートフォン「Find X10 Pro Max」に、MediaTek製2nmチップ「Dimensity 9600 Pro」の搭載と国際市場向け展開を発表した。 OPPOは9月15日、次期フラッグシップスマートフォン「Find X10 Pro Max」に、MediaTekの新型SoC「Dimensity 9600 Pro」を搭載し、国際市場向けに展開すると発表した。同チップを初めて採用する端末の一つになるという。 Dimensity 9600 Proの特徴 2nmプロセスで電力効率が向上 Dimensity 9600 ProはTSMCの2nmプロセス「N2P」で製造される。OPPOによると、前世代のプロセスと比較してCPUのマルチコア電力効率が最大61%向上しており、持続的な高負荷処理とオンデバイスAI処理の両立を狙った設計になっている。 CPU性能 全コア高性能構成を採用 CPUはMediaTekが採用してきた「All-Big-Core」構成を踏襲し、4.55GHz動作の高性能コア「C2-Ultra」を2基、パフォーマンスコアを6基搭載する。全体の処理性能は前世代比で17%向上したとしている。また各コアが個別に動作周波数を制御できるため、処理内容に応じた電力配分が可能になり、性能と省電力性の両立を図れるという。 GPU性能 新設計のグラフィックス機能を搭載 グラフィックス処理には新型GPU「G2-Ultra NX」を採用する。レイトレーシング機能やニューラルグラフィックス処理が強化されており、高負荷時の性能は前世代比で約27%向上したとしている。 AI処理 デュアルNPU構成で高速化 AI処理を担うNPUは、高性能NPUと低消費電力型の「Super Efficient NPU」を組み合わせたデュアル構成となる。高性能NPU側は大規模言語モデル(LLM)のプリフィル処理速度が前世代比51%向上し、画像処理やAI推論の負荷が高い処理に対応する。一方の低消費電力型NPUは電力効率が前世代比40%向上しており、常時稼働が求められるAI機能を低消費電力で維持できるとしている。 OPPOとMediaTekが共同開発した新エンジンも搭載 Find X10 Pro Maxには、OPPOとMediaTekが共同で開発した「OPPO Laminar Flow Engine」が初めて搭載される。描画処理の仕組みを見直し、システム側のスケジューリングと連携させることで、動作の滑らかさと省電力性を両立させる技術という。アプリの起動速度や、写真を連続して閲覧する際の表示の安定性向上にも寄与するとしている。 中国は9月22日発表、日本を含む国際展開は今後発表 Find X10シリーズは、中国では現地時間9月22日19:00(日本時間20:00)に正式発表される見通しで、ラインアップには「Find X10」「Find X10 E」「Find X10 Pro」「Find X10 Pro Max」の4モデルが含まれるとみられる。ストレージ構成は12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TBの4種類が用意される可能性があり、カラーバリエーションはウォームオレンジ、ムーンホワイト、ライトチタニウムの3色が候補に挙がっている。 一方、価格と発売時期についてOPPOは中国国内向けの情報以外を明らかにしておらず、国際市場向けの詳細は今後のグローバル発表イベントで公開される予定である。今回の発表文でも日本を含む具体的な発売時期や価格には触れられておらず、日本国内での展開時期は現時点で不明である。 スペック一覧 項目 内容 製造プロセス TSMC 2nm(N2P) CPU構成 4.55GHz「C2-Ultra」コア×2+パフォーマンスコア×6 CPU性能 前世代比17%向上 CPU電力効率 前世代比最大61%向上(マルチコア) GPU 「G2-Ultra NX」 GPU性能 高負荷時で前世代比約27%向上 NPU構成 高性能NPU+低消費電力NPUのデュアル構成 AI処理速度 LLMプリフィル処理が前世代比51%高速化 NPU電力効率 低消費電力NPUが前世代比40%向上 独自エンジン OPPO Laminar Flow Engine(OPPO・MediaTek共同開発) スマートフォン向け2nmチップ競争の先陣を切る形に 今回の発表で注目すべきは、OPPOが量産端末としてTSMCの2nmプロセスを採用したチップをいち早く搭載する点である。競合のQualcommも同時期に2nm世代の新型チップを発表する見通しとなっており、スマートフォン向けSoCの微細化競争が本格化する節目のタイミングと言える。他メーカーも同じチップの採用を予定しているとされ、今後数カ月でDimensity 9600 Pro搭載端末が相次いで登場する可能性がある。 国内ユーザーにとっては、まだ日本発売の有無や時期が明らかになっていない点が焦点となる。今後のグローバル発表イベントで、価格や発売時期、日本を含む各国での展開方針が示されるかどうかが次の注目点となる。 TREND 「OPPO」スマートフォンの最新トレンド TAGs

  • GMO-PG、Vポイント・Pontaポイント・PayPayポイントを1契約・1接続で導入可能に

    image : GMOペイメントゲートウェイ株式会社 PontaポイントとPayPayポイントから提供開始、Vポイントは2026年秋ごろに対応予定  GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は9月15日、EC・オンラインサービス向けに、複数の共通ポイントをまとめて扱える「ポイント決済サービス」の提供を開始した。「PGマルチペイメントサービス」のオプションとして提供する。  対応するのはPontaポイント、PayPayポイント、Vポイントの3サービス。Vポイントは2026年秋ごろから提供を開始する予定だ。GMO-PGによると、複数の共通ポイントについて、契約からシステム接続、精算までを一元化するサービスは、国内初としている。 ポイントごとの接続をGMO-PG側に集約  一般的に、EC・オンラインサービス事業者が複数のポイントサービスを導入する場合、ポイントサービスごとの契約やシステム接続に加え、それぞれ異なる仕様や認証、精算への対応が必要になる。今回のサービスでは、GMO-PGが各ポイントサービスとの接続を集約し、導入事業者側には単一APIを提供する。GMO-PGとの1契約・1接続で複数の共通ポイントを扱えるため、ポイントサービスごとに個別の接続環境を用意する必要がなくなる。 image : GMOペイメントゲートウェイ株式会社 ポイントの付与と支払いに対応  機能としては、購入時のポイント付与に加え、保有するポイントを支払いに利用できる。複数の共通ポイントを導入した場合は、異なるポイントを組み合わせた支払いにも対応する。ただし、PayPayポイントは今回のサービスでは付与のみが対象。PayPayポイントを支払いに利用する場合は、PayPay決済を利用する。 ECと実店舗をまたいだ利用も  実店舗ですでに共通ポイントを導入している事業者は、ECにも同じポイントを展開できる。店舗とオンラインをまたいだポイント施策に活用でき、GMO-PGはOMO(Online Merges with Offline)への活用も想定している。  GMO-PGは今後、対応する共通ポイントサービスを拡大する予定。ポイントサービスごとに個別対応するのではなく、決済代行事業者との1契約・1接続で複数のポイントを扱える仕組みが登場した形だ。 参照サイト GMOペイメントゲートウェイ株式会社 GMO-PG、国内初、EC・オンラインサービス向けに複数の共通ポイントサービスの契約・システム接続・精算を一元化する『ポイント決済サービス』を「PGマルチペイメントサービス」にて提供開始 https://group.gmo/news/article/10196/ TAGs

  • Meta、新サブスク「Meta One」始動、AIと自己表現機能を拡充

    メタが個人・クリエイター・法人向け新サブスク「Meta One」を発表。AI利用枠増加や自己表現機能拡充に加え、日本でも月額239円から提供を開始した。 Metaは公式ニュースルームで、現地時間9月15日(日本時間9月16日)、新たなサブスクリプションサービス「Meta One」を発表した。Instagram、Facebook、WhatsApp、Meta AIを横断する形で展開し、個人利用者からクリエイター、法人まで、それぞれの用途に合わせた複数のプランを用意する。50以上の機能を先行して提供し、今後はEdits(動画編集アプリ)やAIグラスにも対応範囲を広げる計画である。なお、各アプリおよびMeta AIの基本機能は引き続き無料で利用できる。 個人・AIヘビーユーザー向けプラン Metaはこれまで、Instagram Plus、Facebook Plus、WhatsApp Plusという単体アプリ向けの有料プランを提供してきた。Instagram Plusでは、DMやストーリーズ用のカスタムフォント、特定の利用者がストーリーズを閲覧した際の通知、DMのプレビュー機能などが追加されている。Facebook Plusでは、Messengerのカスタマイズ機能やリール動画のインサイト表示が強化されるほか、スーパーリアクションの対象もリールやフィード投稿に広がる。WhatsApp Plusでは、チャットやメディアのバックアップ用ストレージ、特定の時間帯にチャットをミュート・非表示にする機能が近く試験提供される予定である。 Meta Oneでは、これらの単体プランの機能に加え、AI機能の利用枠を拡大した「Core」「Premium」の2つのバンドルプランを新設する。Museモデルによる画像・動画の生成や編集、Instagramの画風変換機能「Restyle」など、処理負荷の高いAI機能をより多く利用できるのが特徴である。初期のテストでは、加入者の半数以上がAI機能と自己表現機能の両方を利用しており、AI関連の機能が加入の主な動機になっているという。 クリエイター・法人向けプラン クリエイターや事業者向けには、プロフィールの拡充、リール上でのフォローボタンの強調表示、投稿に反応した利用者への自動フォロー招待といった機能を用意し、アカウントの認知拡大を後押しする。加えて、対話型AIツール「Meta Business Agent」の利用枠を増やし、時間外を含めた顧客対応の自動化を強化する。今後は動画編集アプリ「Edits」向けの新プラン「Edits Plus」も追加予定で、クラウドストレージの拡充や、インサイト分析・アイデア出しを支援するAIアシスタントの利用枠増加が盛り込まれる見込みである。 提供開始時期と価格 Meta Oneは9月15日から世界で順次展開が始まった。単体プランは月額2.99ドルから、個人向けバンドルは月額7.99ドルから、法人・クリエイター向けバンドルは月額14.99ドルから利用できる。プランの内容や価格、提供状況は地域やアプリ、アカウントによって異なる。 日本でも同時期から提供が始まっており、価格は次の通りである(税込み、月額)。 プラン 主な対象 日本での月額 米国での月額 Instagram Plus 個人 319円 3.99ドル Facebook Plus 個人 319円 3.99ドル WhatsApp Plus 個人 239円 2.99ドル Core 個人・AI利用枠拡大 949円 7.99ドル Premium 個人・AI利用枠最大 2,900円 19.99ドル Essential クリエイター・法人(入門) 2,000円〜 14.99ドル〜 Advanced クリエイター・法人(本格運用) 5,200円〜 49.99ドル〜 Expert クリエイター・法人(大規模) 15,800円〜 149ドル〜 Max クリエイター・法人(最上位) 52,000円〜 499ドル〜 広告に続く新たな収益源としてのサブスク戦略 Meta Oneは、これまで各アプリで個別に提供してきた有料プランを一つのブランドに整理し、AI機能の利用枠拡大という付加価値を組み合わせたサービスといえる。広告収益に依存してきたメタにとって、サブスクリプションは新たな収益源になり得る。無料の基本機能は維持しつつ、AI機能や業務支援ツールへの需要が高いクリエイター・法人層に段階的な課金プランを用意する構成は、他のSNSプラットフォームにも影響を与える可能性がある。今後、Edits(動画編集アプリ)やAIグラスへの対応拡大が予定されており、メタのサブスク事業がどこまで広がるか注目される。 TAGs

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