Nothing、Phone (3a) Liteを正式発表
- 藤崎 翔太

- 10月30日
- 読了時間: 3分

日本での展開についてはまだ未定だが発売される見通し
Nothingは、Phone (3a) の価格を抑えた派生モデル「Phone (3a) Lite」を正式発表した。
Phone (3a) をベースにした低価格モデル
「Phone (3a) Lite」は、ブランドのアイデンティティ(透明デザイン・Glyphライト)を維持しながら、価格を抑えたモデルと言える。高リフレッシュレートディスプレイ、大容量バッテリー、急速充電、50MPメインカメラと、コストを重視しながらも十分な仕様を備えており、「デザイン重視+機能もそこそこ欲しい」ユーザーには魅力的な選択肢である。
主なスペック
デザイン・ディスプレイ
6.77インチのフルHD+解像度(1,080×2,392ピクセル)を備えたフレキシブル AMOLED パネルを採用しており、リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート1,000Hzといった仕様を持つ。
パネルは最大3,000ニットのピーク輝度を出せるとされており、屋外での視認性も一定水準。
背面には「透明風」のデザインを継承しており、ブランドのアイデンティティである半透明・クリア外装を採用。
通知用の「Glyph Light(=光るLED)機構」は簡略化されており、背面右下に小さな丸型LEDを設けたことで低価格化を図っている。
性能・仕様
プロセッサーには、4nmプロセスの MediaTek Dimensity 7300 Pro を搭載しており、8GBのRAMと128GB/256GBのストレージを選択可能。ストレージはmicroSDで最大2TBまで拡張可能という情報もある。
OSは Nothing OS 3.5(Android 15ベース)を採用しており、メーカー側では3年間のメジャーOSアップデートおよび6年間のセキュリティパッチ提供を表明している。
バッテリー容量は5,000mAhで、33Wの有線急速充電対応という仕様。なお、逆充電(リバースチャージ)機能を備えるというレビューもある。
カメラ・撮影機能
背面カメラはトリプル構成で、メインに50メガピクセル(1/1.57インチ相当のセンサー)を搭載しており、光学式手振れ補正(OIS)も備える。
加えて8メガピクセルの超広角カメラと2メガピクセルのマクロカメラを備えている。
フロントカメラは16メガピクセル仕様。動画撮影では4K/30fps、1080p/60fpsおよびスローモーション撮影(1080p/120fps)に対応するとの情報あり。
価格・展開・対象ユーザー
発売当初の価格は、欧州・イギリスにおいて8GB+128GBモデルで約€249(約3万円台後半)からというプライスレンジ。
上位ストレージ(8GB+256GB)モデルも用意されており、コストを抑えながらブランドらしいデザインと性能を両立させた「エントリー~ミッドレンジ」スマートフォンとして位置付けられている。
デザイン性やブランドの個性を重視しつつ、予算を抑えてスマホを選びたいユーザー向け。透明・個性的な外観や通知用LEDなど、見た目にもこだわりを持つ人に特に適している。
日本での販売はまだ未定だが、日本の公式Xでは追ってお知らせすると投稿しているため、国内販売の見通しは高いだろう。


