クレカの「タッチ決済」で首都圏鉄道の相互乗り継ぎが可能に
- 桜井 未来

- 10月31日
- 読了時間: 2分

2026年春、クレジットカード後払い乗車サービスの相互利用開始
首都圏の鉄道ネットワークがキャッシュレス化の新フェーズに突入する。JCB、三井住友カード、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRACと11の鉄道事業者は、2025年10月から共同で、クレジットカードやスマートフォンを活用したタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用に向けた検討を開始した。2026年春には、複数事業者を跨ぐ乗り継ぎにも対応し、切符を購入せずに改札をスムーズに通過できる未来が現実になる。
参加鉄道11社と新運賃計算システムの開発
対象となる鉄道事業者は、小田急電鉄、京王電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道、西武鉄道、東急電鉄、東京メトロ、都営地下鉄、東武鉄道、横浜高速鉄道の11社局。首都圏の複雑な路線網を跨ぐ新サービス実現に向け、各鉄道会社とオムロン ソーシアルソリューションズが協力して新たな運賃計算システムを開発する。

主要ブランド対応と基盤構築
サービス開始時には、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(UnionPay)の7ブランドに対応予定。三井住友カードの公共交通向けソリューション「stera transit」と、QUADRACのSaaS型プラットフォーム「Q‑move」との連携により、相互利用の基盤が整備される。
“タッチ決済”で都市交通の利便性が大幅向上
鉄道事業者はこれまで、相互直通運転や乗車手段の共通化を通じて利便性向上を追求してきた。今回の後払い乗車サービスは、その延長線上に位置し、都市交通を次のステージへ引き上げる。各鉄道会社ごとの対象駅や路線の詳細は、今後決まり次第正式に発表される予定だ。
参照サイト
PR TIMES 株式会社ジェーシービー プレスリリース
関東の鉄道事業者11社局の路線を対象とした、クレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用に向けた検討を開始します


