2025年度の東京都内のキャッシュレス比率62.2%に QR決済は伸び鈍化
- 桜井 未来

- 1 日前
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2026年目標を前倒し達成 一方で普及ペース減速も鮮明に
東京都は6月15日、2025年度の都内キャッシュレス決済比率(金額ベース)が62.2%だったと発表した。前年度から1.5ポイント上昇し、東京都が「2050東京戦略」で掲げていた2026年目標の60%を前倒しで達成した。一方、2024年度の伸び幅(+3.1ポイント)からは縮小しており、普及ペースには変化も見え始めている。
調査は2025年11月、都内在住者3,017人を対象にインターネットで実施された。

クレジットカード中心、QR決済は成長鈍化
決済手段別では、クレジットカードの利用拡大が続いた。QRコード決済や電子マネーも引き続き利用されているものの、QRコード決済の伸びはこれまでより緩やかになっている。

QRコード決済はコロナ禍を背景に急速に普及したが、足元では成長フェーズから定着フェーズへ移行しつつある状況もうかがえる。背景には、タッチ決済の普及や、クレジットカードのスマホ連携利用の拡大もありそうだ。
利用理由は「ポイント」と「手軽さ」
キャッシュレス決済を利用する理由としては、「ポイント還元」「支払いの手軽さ」といった利便性が引き続き大きい。一方、利用しない理由では「使い過ぎが不安」「セキュリティ面への懸念」などが挙がっている。


年代別では20-30代の決済比率が最も高かった。一方、70代以上でも50%を超えており、キャッシュレス決済が幅広い世代に浸透している実態も明らかになった。


次の焦点は「残る現金層」
今回の調査結果は、東京都の目標達成と同時に、普及拡大の鈍化という新たな局面も示している。政府は将来的にキャッシュレス決済比率80%を目標に掲げているが、今後は従来のポイント還元施策だけでは利用拡大が進みにくくなる可能性がある。特に、高齢層や現金志向の強い利用者への対応に加え、小規模店舗における決済手数料や端末コストの負担軽減など、「使わない理由」を減らす施策が次の課題となりそうだ。
参照サイト
東京都
2025年度都内キャッシュレス決済比率に関する 調査結果




