三井住友カード、Visa「クリック決済」に対応 カード番号入力不要に
- 桜井 未来

- 2月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2月26日

トークン化で安全性を確保、国内EC決済のUX改善へ
三井住友カードが、Visaのオンライン決済サービス「クリック決済(Click to Pay)」への対応を開始した。2月24日の発表によると、同社発行のVisaブランドのクレジットカードで利用登録が可能となり、オンラインショップでの支払い時にカード番号の入力を省略できるようになる。
カード情報入力を省略する決済フロー
クリック決済は、Visaが国際展開するオンライン決済ソリューションだ。事前にカード情報を登録しておくことで、対応加盟店での購入手続きを簡略化できる。カード番号や氏名、有効期限などの手入力を省ける点が特徴だ。
トークン化によるセキュリティ設計
セキュリティ面では、登録済みのカード番号そのものではなく、トークン(代替番号)を利用する。これにより、決済情報の漏えいリスクを抑えつつ、利便性を確保する設計となっている。
対象カードと登録方法
対象は三井住友カード発行のVisaブランドのクレジットカードで、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードも含まれる。一方、Mastercardや銀聯ブランド、家族カード、法人カード、プリペイドカード、デビットカードなどは対象外。旧SMBCファイナンスサービス発行カードも対応していない。
利用登録はVpassにログイン後、専用ページから申請する。反映までに2〜3営業日かかる場合がある。登録後は、対応オンラインショップで「クリック決済」マークを選択し、本人認証を経て支払いが完了する。

グローバルでは数千規模のオンライン加盟店が対応しているとされる一方、日本国内では導入は拡大途上にあり、主要ECサイトや決済代行事業者経由の加盟店を中心に順次対応が進んでいる段階だ。利用可否は各オンラインショップの実装状況に左右される。
フィンテック企業にも広がる導入
国内では、Visaプリペイド「バンドルカード」を展開する株式会社カンムもクリック決済対応を発表している。カード会社に加え、フィンテック事業者の参入により、国内ECにおける標準的な決済UIとしての位置づけが徐々に強まりつつある。
“入力しない決済”への移行
今回の対応は、スマホやPCでのオンライン決済体験を簡素化し、操作負荷を軽減する流れの一環といえる。決済フリクションの削減が競争力に直結するEC市場において、入力を前提としない決済体験へのシフトが進んでいる。
参照サイト
三井住友カード株式会社 ニュースリリース
三井住友カードが「クリック決済」に対応開始!
クリック決済(Click to Pay)


