東京メトロがタッチ決済導入を拡大、クレジットカードやスマホで改札通過が可能に
- 桜井 未来
- 15 時間前
- 読了時間: 2分

2026年春に主要180駅で導入完了予定 Visa・Apple Payなど幅広いブランドに対応
東京メトロは7月24日、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードを含むタッチ決済対応の自動改札機を、2026年春に全駅へ導入することを正式に発表した。この取り組みは、首都圏の公共交通におけるキャッシュレス化をさらに加速させるもので、通勤・通学はもちろん、訪日観光客の利便性向上にも大きく貢献すると期待されている。
2025年6月には新たに26駅でタッチ決済対応の改札機が稼働を開始し、対応駅数は180駅中104駅に拡大した。今後も順次導入を進め、他社委託駅を除くすべての東京メトロ駅での運用を目指す。

今回導入されるタッチ決済システムは、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit(ステラ トランジット)」を活用して構築されている。stera transitは、NFC決済インフラを交通分野に最適化したプラットフォームで、改札でのリアルタイム決済処理やセキュアなデータ通信、各種ブランドとの互換性を備えている。
これにより、Visa、Mastercard、JCB、American Expressなどの国際ブランドのクレジットカードや、Apple Pay、Google Payといったスマートフォンによる非接触決済でも、そのまま改札を通過できるようになる。物理的な交通系ICカードを持っていなくても、チャージ不要でスムーズに乗車できるのが大きな特徴だ。
今後の対応駅の追加情報は、公式サイトで随時更新される予定。
参照サイト
東京地下鉄株式会社 NEWS RELEASE
東京メトロ全線でクレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスを2026年春に開始します