STORES決済がインバウンド決済Alipay+に対応
- 桜井 未来

- 10月21日
- 読了時間: 2分

AlipayやKakao Payなどアジア19ウォレットを日本の店舗で一括利用可能
10月15日、STORES株式会社は自社のキャッシュレス決済サービス「STORES 決済」がAlipay+に対応したことを発表した。加盟店舗はこれにより、中国本土の「Alipay」や香港の「AlipayHK」など、アジア19種類のウォレット型決済を日本国内で受け付けられるようになる。
Alipay+とは?仕組みと導入メリット
Alipay+は、複数の国・地域のウォレットを共通のAPI基盤でつなぐ国際決済プラットフォーム。ユーザーは自国のアプリで支払いが可能で、為替換算や決済処理は自動で行われる。店舗側は既存のSTORES決済アプリや端末で導入でき、追加のハードウェア投資は不要だ。
対応ブランドと手数料
対応ブランドには、Alipay(中国本土)、AlipayHK(香港)、MPay(マカオ)、Kakao Pay(韓国)、NAVER Pay(韓国)、Toss Pay(韓国)、Touch 'n Go Eウォレット(マレーシア)、MyPB by Public Bank(マレーシア)、GCash(フィリピン)、HelloMoney by AUB(フィリピン)、TrueMoney(タイ)、K PLUS(タイ)、OCBC Digital(シンガポール)、EZ-link(シンガポール)※ユーザースキャン方式は未対応、Changi Pay(シンガポール)、BigPay(マレーシア・タイ・シンガポール)、Hipay(モンゴル)、Kaspi(カザフスタン)、Tinaba(イタリア)があり、合計で最大19種類となる。決済手数料は3.24%で、Alipay+の審査を通過した加盟店が対象だ。

2024年の訪日外国人旅行者数は年間で3,600万人を突破し、過去最多を記録。国内ではキャッシュレス化が進む一方、外国人観光客向けのウォレット決済対応は十分とは言えない。今回のAlipay+対応により、こうしたギャップを埋める取り組みが進む。
参照サイト
STORES株式会社 NEWS
STORES 決済、「Alipay+」に対応しインバウンド需要をサポート

