PayPay、香港・台湾ユーザー向け海外キャッシュレス決済連携を強化
- 桜井 未来
- 10月6日
- 読了時間: 2分

八達通・台新Pay+との接続で、日本でのQRコード決済がさらに便利に
PayPay株式会社は10月3日、香港の「八達通 Octopus」と台湾の「台新Pay+」との連携を正式に発表した。「八達通 Octopus」は香港で最も普及しているキャッシュレス決済サービスで、約500万人が利用している。一方、「台新Pay+」は台湾の主要なキャッシュレス決済サービスの一つであり、台湾から訪日するユーザーに利便性の高い決済手段を提供する。
今回の連携により、PayPay加盟店では、香港や台湾から訪日したユーザーが、現地で利用しているキャッシュレス決済サービスを通じて日本円で支払いが可能となる。ユーザーは自国の決済サービスで支払うだけで、加盟店は日本円で受け取れる仕組みだ。この仕組みにより、言語の壁を越えたスムーズな決済が実現され、訪日外国人の利便性が大幅に向上する。
さらに、PayPayは「HIVEX®」を通じて、これらの海外キャッシュレス決済サービスとの連携を実現している。「HIVEX®」は、キャッシュレス決済事業者に共通のビジネスルールやシステム統合、一貫した中立的ブランドを提供し、商業規模での拡張性を高めることで、より良いユーザー体験を提供する。
PayPayは2018年10月のサービス開始以来、海外のキャッシュレス決済サービスとの連携を順次拡大しており、2025年9月には韓国の「Alipay+」加盟店でも利用可能になった。
今回の連携拡大により、PayPayは14の国と地域で利用されている28のキャッシュレス決済サービスと接続し、日本を訪れる海外旅行者向けのキャッシュレス決済利便性をさらに向上させることになる。訪日外国人の利便性向上は、インバウンド需要の取り込みにもつながると期待されている。
参照サイト
PayPay株式会社 プレスリリース
PayPay、新たに2つの海外キャッシュレス決済サービス「八達通Octopus」(香港)、「台新Pay+」(台湾)と連携