クレカ決済手数料1.3%に STORESが医療向け新プラン
- 桜井 未来

- 11 時間前
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クレカ6ブランドとQUICPay対象、キャッシュレス導入の障壁を引き下げ
STORESは4月1日、店舗向けキャッシュレス決済サービス「STORES 決済」で医療機関向けの特別料率を開始した。対象はVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverの6ブランドとQUICPayで、手数料は一律1.3%。同日以降の申し込み分から自動適用される。
医療業界に残るキャッシュレス化の遅れ
国内のキャッシュレス決済比率は2024年時点で51.7%に達する一方、診療所におけるクレジットカード導入率は約36%にとどまる。医療分野は他業種と比較して普及が進んでおらず、とりわけ小規模な診療所では現金中心の運用が依然として主流となっている。
この背景には、加盟店手数料の存在がある。医療機関は診療報酬が公定価格であるため、売上に対して決済コストを転嫁しにくい構造にある。結果として、数%の手数料でも収益を圧迫しやすく、キャッシュレス導入の意思決定を鈍らせる要因となってきた。
低料率がもたらす運用変化と今後の焦点
今回の一律1.3%という水準は、従来の課題であったコスト負担の軽減に直結する。これにより、導入を見送っていた医療機関でも採用の現実性が高まる。加えて、会計待ち時間の短縮や非接触決済による衛生面の配慮、レジ締め作業の効率化といったオペレーション改善も期待される。
政府は2030年までにキャッシュレス比率65%を掲げるが、医療は依然として「低利用領域」とされる。決済コストという構造的な制約に対し、今回のような料率引き下げがどこまで普及を後押しできるかが、医療DXの進展を左右するポイントとなる。
参照サイト
STORES 株式会社 プレスリリース
STORES 決済、医療機関向け特別料率を全クレジットカードブランド1.3%で提供開始


