デジタルガレージ×りそなHD、中小企業向けBaaSで「DG Bank」を本格始動
- 桜井 未来

- 5月18日
- 読了時間: 2分

決済データと銀行機能を融合、食べログ・価格.comとの連携も視野に
デジタルガレージは5月13日、りそなホールディングスとともに進めてきた中小企業(SME)向けデジタル金融事業を「DG Bank(仮称)」プロジェクトとして本格始動させると発表した。国内最大級の決済代行事業者としての加盟店ネットワークと、りそなグループの金融インフラを組み合わせ、中小企業・個人事業主の資金管理業務を一体で支える金融サービスの提供を目指す。
口座開設からAI支援まで「金融オーケストレーション基盤」を構築
DG Bankは、オンライン完結型の審査プロセスで口座をスピーディーに開設できる仕組みを設計する。提供される銀行口座はりそな銀行の専用支店口座となる予定だ。振込業務や入出金予定の管理、売上データを活用した短期資金調達など、中小企業経営者の実務負担を軽減する「パーソナルパートナー」型の銀行体験を目指すとしている。将来的にはAIエージェントを活用した支払・回収・資金移動支援の高度化や、ステーブルコインを含む次世代デジタル決済手段との連携も視野に入れる。
食べログ・価格.comとの連携で業界特化型金融へ
エコシステムの拡張も大きな特徴だ。デジタルガレージが関与する不動産契約管理サービス「Musubell」や飲食・小売向け「Pangaea Order」などバーティカル市場に対し、業界特有の商流に合わせた金融サービスを展開する。カカクコムグループの「食べログ」「価格.com」や第一ライフグループとの連携も予定しており、金融機能を事業者の業務フローに自然に組み込む「組込型金融」モデルで幅広い業種へ順次展開していく方針だ。
注目すべきは、銀行単独ではなく「決済事業者が金融に入り込む」構図だ。デジタルガレージは日々の決済データという強力な与信材料を持つ。それをりそなの銀行ライセンスと組み合わせることで、従来の銀行が取りこぼしてきた中小企業層への金融アクセスを広げる可能性がある。
参照サイト
株式会社デジタルガレージ News
デジタルガレージ、決済と金融を融合した中小企業向け金融事業へ本格参入



