Google、AI統合ノートPC「Googlebook」を発表、秋発売予定
- 藤崎 翔太

- 6 時間前
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GoogleがAIアシスタント「Gemini」を中核に据えた新カテゴリのノートPC「Googlebook」を発表。Chromebookの後継として、秋の発売を予定している。
Googleは2026年5月12日、「The Android Show: I/O Edition」にて、新カテゴリのノートPC「Googlebook」を発表した。AndroidのアプリエコシステムとChromeOSのブラウザ環境を統合し、AIアシスタント「Gemini Intelligence」を核に設計された製品で、今秋の発売を予定している。
ChromebookからGooglebookへ
Googleは15年前にChromebookを発売し、クラウド中心のノートPC市場を開拓した。今回のGooglebookはその後継にあたるが、GoogleはChromebookとの直接的な関係については明言を避けている。同社のスポークスパーソンによると、既存のChromebookユーザーへのサポートは各デバイスのサポート期間内で継続すると述べた。
今回の発表はAndroid 17のアップデート発表と同日に行われ、GoogleがノートPC市場に本格参入する動きとして注目されている。WindowsやMacに比べ、よりAI機能をOSレベルで統合できる可能性がある。
主要機能:Magic PointerとCreate My Widget
Googlebookの最も目立つ新機能は「Magic Pointer」だ。カーソルを画面上で振るだけでGeminiが起動し、画面上の要素に応じたコンテキスト候補を表示する。メール内の日付を指し示せばミーティング設定の提案が出るほか、2枚の画像を選択すると合成プレビューが表示される。

もう一つの機能「Create My Widget」では、Geminiに話しかけるだけでカスタムウィジェットを作成できる。GmailやGoogleカレンダーと連携し、フライト情報、ホテル予約、レストランの予約、カウントダウンなどを一つのダッシュボードにまとめることが可能だ。

AndroidスマートフォンとのシームレスなOS連携
「Cast my apps」機能では、スマートフォン上のアプリをインストール不要でGooglebookの大画面に表示できる。また「Quick Access」機能により、スマートフォン内のファイルをGooglebookのファイルブラウザから直接参照・挿入できる。
これはmacOSの「iPhone Mirroring」に近い仕組みとされる。なお、OSの正式名称はまだ公開されていないが、コードネーム「Aluminium OS」を採用しているとされる。

ハードウェアパートナーと外観
GoogleはAcer、ASUS、Dell、HP、Lenovoと協力してGooglebookを開発する。全モデルに共通のデザイン要素として「グローバー(glowbar)」と呼ばれる発光帯が搭載される。このグローバーはGeminiを呼び出す際に点灯するとされている。また、価格帯については「プレミアム」と説明されており、学校向けの低価格帯Chromebookとは異なる位置付けになるとみられる。
発売・価格情報
Googlebookは2026年秋の発売が予定されており、公式サイトでは事前登録による情報通知を受け付けている。価格については現時点で未公表。
Gemini時代のPC再定義となるか
GoogleがGooglebookで目指しているのは、単なるChromebookの後継ではなく、「AIがOSの中心にある」という新しいPCの形だ。競合環境として、AppleがMacBook Neoを投入し、MicrosoftはCopilot+ PCで苦戦する中での登場となる。AndroidエコシステムやGoogle各サービスとの深い統合は一定の差別化になり得るが、実際の使い勝手や価格は秋の詳細発表を待つ必要がある。Chromebookが教育市場に根付いたように、Googlebookがどの層に訴求する製品になるかが普及のカギを握りそうだ。
(Source:The Keyword)





