OpenAI、macOS向け「Codexアプリ」公開
- 白石 奈々
- 12 時間前
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複数AIの並列実行や自動化に対応、ChatGPT有料プランで利用可能
米OpenAIは現地時間2月2日、macOS向けの「Codex app for macOS」をリリースした。複数のAIエージェントを同時に管理できる統合インターフェースを備え、長期タスクや複雑な開発ワークフローへの対応を想定している。これまでCLIやIDEプラグインとして提供されてきたCodexを、デスクトップアプリとして利用できる新たな選択肢を加えた形だ。
マルチエージェント管理とパラレル実行
Codexアプリでは、複数のAIエージェントを独立したスレッドで動作させ、プロジェクト単位で切り替えながら進捗を管理できる。Gitのワークツリーを活用することで、同一リポジトリ内でも作業環境を分離した並行開発が可能となる。エージェントが行った変更は差分として確認でき、レビューや手動での修正にも対応している。
「Skills」と自動化機能
アプリはコード生成に加え、Skills(スキル) を通じて一連の作業手順をまとめて実行できる点が特徴だ。デザイン資産の取得やクラウドへのデプロイ、外部ツールとの連携など、複数ステップにわたる作業を自動化できる。さらに Automations(オートメーション) 機能により、定期的なバグ検出や日次リリース概要の作成といったルーティン作業をバックグラウンドで処理することも可能だ。
開発者体験を意識した設計
Codexアプリは、既存のCLIやIDEでの設定やセッション履歴を引き継ぎ、既存プロジェクトでも導入しやすい設計となっている。AIとの対話スタイルを切り替えられるパーソナリティモードにより、簡潔な指示を重視したやり取りから、説明を重視した対話まで柔軟に選択できる。現時点ではmacOS向けに提供されており、Windows版の提供も予定されている。
利用条件と入手方法
Codexアプリは、ChatGPTの有料プラン(Plus、Pro、Business、Edu)契約者が利用でき、OpenAIのWebサイトからダウンロード可能だ。これらのプランでは、Codexの利用レート制限が通常より引き上げられている。また、期間限定でFreeおよびGoプランのユーザーにもCodexが開放されている。
AI支援開発の現在地
Codexアプリは、単体のコード生成ツールではなく、複数のAIエージェントを活用して開発作業全体を支援する点に特徴がある。一方で、設計意図の判断や最終的な品質担保については、人間のエンジニアによる確認や意思決定が前提となる。AIを補助的な存在として組み込み、作業効率を高めるという位置付けが現実的だ。
Codexアプリは、AIと協調しながら複雑なワークフローを進めるための新しい開発環境を提示した。AI支援開発が次の段階へ進む中で、実務にどこまで定着するかが注目される。
参照サイト
OpenAI News
Introducing the Codex app