OpenAI、「GPT-5.3 Codex」発表 エージェント型コーディングAIへ
- 白石 奈々
- 6 時間前
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処理速度向上と実務ベンチマーク強化、ChatGPT有料版で提供開始
米OpenAIは現地時間2月5日、コーディング支援モデルの最新版「GPT-5.3 Codex」を発表した。従来世代の推論力や専門知識、コード生成能力を統合しつつ処理速度を高め、調査やツール操作を伴う長時間タスクを継続的に実行できる点が特徴だ。作業途中でも進捗共有や方針変更を行えるインタラクティブ設計により、人とAIが協働する開発スタイルを前提としたモデルへ進化した。
なお同日にはAnthropicも最上位モデル「Claude Opus 4.6」を公開しており、長大コンテキスト処理や複雑業務の自律実行を巡る競争が一段と鮮明になった。
実務ベンチマークで示されたエージェント性能
実在のソフトウェア課題を用いる評価や端末操作を含むベンチマークで、従来モデルを上回る性能が確認された。デバッグ、テスト、デプロイ、ドキュメント生成、データ分析など開発工程全体を横断的に支援し、単なるコード補完ツールを超えて業務遂行単位でタスクを処理する「エージェント型」の能力を備える。知識労働領域への適用可能性も示され、ソフトウェア開発以外の業務支援基盤としての位置付けが見え始めた。


利用環境と料金の現状
GPT-5.3 CodexはChatGPTの有料プランで利用でき、専用アプリやCLI、IDE連携、Web環境など複数のインターフェースからアクセス可能とされる。API提供も計画されているが、個別の従量課金価格は現時点で公表されておらず、当面はサブスクリプション内機能としての利用が中心になる見通しだ。
コード生成から業務基盤へ
最新世代の開発支援AIは、プログラム生成を補助する段階から、コンピュータ上の作業全体を担う存在へと役割を広げている。長時間タスクの自律処理、ツール横断的な実行、意思決定支援といった能力が統合されることで、ソフトウェア開発の作業分担や生産性の前提そのものが変わりつつある。GPT-5.3 Codexは、その転換点を象徴するモデルといえる。
参照サイト
OpenAI News
Introducing GPT-5.3-Codex