OpenAI、最新AIモデル「GPT-5.2」を発表
- 白石 奈々

- 2025年12月12日
- 読了時間: 2分

高度な知識労働の生産性を引き上げる新基準へ
米OpenAIは現地時間12月11日、大規模言語モデル(LLM)「GPT-5」シリーズのアップデート版となる「GPT-5.2」を正式に発表した。専門的な知識作業や長時間稼働するAIエージェント向けに最適化されており、複雑なタスク処理や長文理解を中心に、推論性能と生成品質が大幅に向上しているという。GPT-5.2はChatGPTの有料プラン(Plus、Pro、Go、Business、Enterprise)およびAPIを通じて順次提供が開始される。また、前世代モデルであるGPT-5.1はレガシーモデルとして約3カ月間提供された後、提供を終了する予定とされている。
GPT-5.2の特徴と性能向上
GPT-5.2シリーズは、日常的な検索や文書作成から複雑なプロジェクトマネジメントまで対応できる汎用性を備える。性能評価でも進化が明確に出ており、44職種の知識業務を対象にした指標「GDPval」では、GPT-5.2の「Thinking」モデルが70.9%のタスクで人間と同等の成果を達成し、前世代モデルを大きく上回った。また、ソフトウェア開発ベンチマークの「SWE-Bench Pro」や科学・数学タスクでも優れたスコアを記録している。
利用目的に応じた3モデル構成
モデル構成は用途別に「Instant」「Thinking」「Pro」の3種類を提供する。Instantは日常的な生成タスク向け、Thinkingは高度な推論処理向け、Proは高精度が求められる専門用途向けモデルとして位置付けられている。
利用環境の広がり
GPT-5.2はChatGPTの有料プラン(Plus、Pro、Go、Business、Enterprise)およびAPIでの提供に加え、外部プラットフォームでも利用が拡大する。Microsoft 365 CopilotおよびCopilot Studioでは同日から順次提供が開始され、OpenAIの次世代モデルが主要な業務アプリケーション環境へ広がりつつある。
安全性・信頼性の向上
OpenAIはGPT-5.2において、長文文脈での整合性や出力の安定性を強化した。モデル挙動の一貫性向上やリスク低減策の改善が進められ、実務用途での誤解や誤用を抑制するための設計が施されている。企業利用や専門業務での導入拡大を見据えたアップデートと位置付けられる。
リリースの背景と狙い
今回のリリースの背景には、GoogleのGemini 3など競合モデルの台頭があるとみられる。過去にも、OpenAIがGPT-5を投入した際には、旧モデルの動作を刷新し、複雑な推論や外部ツールとの連携を拡張するなど、競争環境の変化に合わせたアップデートを行ってきた。GPT-5.2はその延長線上にある存在で、専門的タスクでの優位性をさらに明確にする狙いがある。
参照サイト
OpenAI公式サイト ニュース
GPT-5.2 が登場
Microsoft公式サイト ニュース
Available today: GPT-5.2 in Microsoft 365 Copilot

