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OpenAI、次世代AIモデル「GPT-5」を発表 AIとの対話は新たなフェーズへ

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

OpenAI、次世代AIモデル「GPT-5」を発表 AIとの対話は新たなフェーズへ
image : @OpenAI on Youtube


ハルシネーション低減とマルチモーダル対応で次世代の知的パートナーへ


 米OpenAIは現地時間8月7日、次世代大規模言語モデル「GPT-5」を正式に発表した。推論精度、応答速度、マルチモーダル処理のすべてで飛躍的な進歩を遂げたとされ、同社はこれを「人とAIの関係を再定義する一歩」と位置づけている。


 GPT-5はテキスト、音声、映像、3Dデータといった複数の情報を一つの文脈で理解・生成できる。ユーザーは文章による説明から映像生成、音声ナレーションまで、途切れのない一連の出力を得られるようになった。これまで別々のモデルやツールが担ってきた作業が、一つのAIに統合された形だ。


 処理効率も向上している。推論の最適化により平均レスポンスは40%短縮され、最大200万トークンの長文コンテキスト処理に対応。膨大なドキュメントや長期的な会話も、流れを損なうことなく継続できる。さらに、GPT-5は以前のモデルと比べてハルシネーション(誤情報生成)の発生率を大幅に低減した。特に「Thinking」モードでは、誤情報率がo3比で約6分の1に抑えられており、医療分野の試験では1.6%という極めて低い数値を記録している。



 GPT-5の投入に伴い、GPT-4oGPT-4.1(およびmini)GPT-4.5o4-mini(およびo4-mini-high)o3o3-proといった既存モデルはすべて廃止された。過去にこれらのモデルで行われたチャットは、自動的にGPT-5系のモデルに移行されている。



 すべてのChatGPTユーザーがGPT-5を利用可能だが、無料プランでは一日に利用できる回数やトークン数に上限が設けられている。より多くの利用や高速な応答を求める場合は、有料プランへのアップグレードが必要となる。



参照サイト

OpenAI公式サイト

GPT-5 が登場



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