格安SIM満足度調査:mineoが4年ぶり総合1位、IIJmioが格安スマホで2年連続トップ
- 藤崎 翔太

- 2 日前
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2025 年の調査で、mineoが「格安SIM」満足度で4年ぶり3度目の総合1位、IIJmioが「格安スマホ」満足度で2年連続の総合首位。
2025年の「オリコン顧客満足度調査」で、格安SIMと格安スマホの主要ブランドが評価を分けた。格安SIM部門ではmineoが4年ぶりに総合1位を取り戻し、格安スマホ部門ではIIJmioが2年連続で首位となった。あわせて今年新設された「家族割プラン」でもIIJmioがトップを獲得しており、コストを抑えたいユーザーに支持されるサービス構築が進んでいることが確認できる。
mineoが4年ぶりに総合1位を奪還
2025年の「オリコン顧客満足度調査(格安SIM)」で、mineoが4年ぶり3度目となる総合1位を獲得した。料金の満足度やサポート体制、通信品質など複数項目で高評価を得ており、ユーザーの継続的な支持が明確になった。近年は大手サブブランドとの競争が強まっている中で、独自の料金施策や柔軟なプラン構成が評価につながったとみられる。

IIJmioが「格安スマホ」部門で2年連続トップ
端末と回線を一体で提供する「格安スマホ」部門では、IIJmioが2年連続で総合1位を獲得した。特に「コストパフォーマンス」と「購入手続きのしやすさ」で高い評価を示し、端末セット購入を検討するユーザーから強い支持を得ている。IIJmioは端末ラインナップの豊富さと頻繁な値下げ施策が特徴で、格安スマホ市場をけん引する存在になっている。

新設の「家族割プラン」でIIJmioが首位
今年新設された「家族割プラン」部門でも、IIJmioが総合1位となった。家族でまとめて通信費を抑えたいニーズが増える中、シェアプランの柔軟性や割引の分かりやすさが評価された。家族利用へのアプローチ強化は、格安SIM全体の利用拡大にも寄与すると見られる。

価格に敏感なユーザー層が再びMVNOを選び始める兆し
今回の調査結果は、通信コストを重視するユーザーが再びMVNOに目を向けている兆しを示している。大手キャリアの値上げ傾向や、端末価格の高騰が続く中、月額料金を抑えられるMVNOの存在感はむしろ高まっている。mineoやIIJmioの堅調な評価は、格安サービスが依然として有力な選択肢であることを裏付ける。
今後の格安SIM市場に向けた展望
ユーザーからの満足度が高いブランドは、料金の透明性や柔軟なプラン構成、サポート品質に注力している傾向が強い。今後は家族利用やサブブランドとの差別化がより重要になると考えられる。MVNO各社の取り組み次第では、格安SIM市場全体の存在感がさらに強まる可能性がある。
(Source:オリコン顧客満足度®)


