top of page
&SMART - ガジェット・IT・AI・FinTechに関するWebメディア

OpenAI、最新AIモデル「GPT-4.1」を発表

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 4月15日
  • 読了時間: 2分

image:OpenAI YouTube
image:OpenAI YouTube

mini/nanoもラインナップに追加、GPT-4oを超えるスコアで大幅進化


 OpenAIは米国時間4月14日、最新の大規模言語モデル「GPT-4.1」シリーズを発表した。このシリーズには、標準モデル「GPT-4.1」のほか、軽量版の「GPT-4.1 mini」と「GPT-4.1 nano」が含まれ、いずれもAPI経由で利用可能となっている。


GPT-4.1シリーズでは、コンテキストウィンドウが最大100万トークン(GPT-4oは12万8000トークン)の入力に対応したほか、コーディング能力や命令への追従性能もGPT-4oシリーズより大幅に向上。低レイテンシーかつ高いコストパフォーマンスを実現している。




 主な特徴と性能向上のポイントは以下の通り。


  • 大規模なコンテキストウィンドウ

    GPT-4.1は最大100万トークンのコンテキストを処理可能で、前モデルのGPT-4oの12万8000トークンから大幅に拡張された。


  • コード生成能力の向上

    ソフトウェア開発ベンチマーク「SWE-bench Verified」で54.6%のスコアを記録し、GPT-4oより21.4%、GPT-4.5より26.6%の改善を示した。


  • 指示理解の精度向上

    指示に対する追従能力を測定する「Scale’s MultiChallenge」のベンチマークで38.3%のスコアを達成し、GPT-4oより10.5ポイント向上した。


  • 長文理解の強化

    マルチモーダル長文理解ベンチマーク「Video-MME」の「長文・字幕なし」カテゴリで72.0%のスコアを記録し、GPT-4oより6.7%の改善を示した。 


 また、軽量版の「GPT-4.1 mini」は、小型モデルながらGPT-4oを多くのベンチマークで上回る性能を持ち、レイテンシーを約50%削減、コストを83%削減している。そして 「GPT-4.1 nano」は、 最小・最速・最安のモデルでありながら、MMLUで80.1%、GPQAで50.3%、Aider polyglot codingで9.8%のスコアを達成し、GPT-4o miniを上回る性能を示している。 これらのモデルは、低レイテンシーが求められる分類や自動補完などのタスクに最適なモデルである。

 

 GPT-4.1について、以下の動画でも詳細を確認できる。

 


なお、OpenAIは、開発者に十分な移行期間を確保するため、GPT-4.5プレビューを3ヶ月先の7月14日までに廃止する予定だ。



参照サイト

OpenAI公式サイト



TAGs


bottom of page