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みんなの銀行がBaaSパートナー30社を突破

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

みんなの銀行がBaaSパートナー30社を突破
image : 株式会社みんなの銀行

最大5支店の口座開設を視野に、API連携とパートナー支店モデルを拡大


 みんなの銀行は12月4日、BaaS(Banking as a Service)事業のパートナー企業が30社を超えたと発表した。また同社は、2026年度中の導入を目標に、1人あたり最大5支店まで口座を開設できるよう制度の見直しを進めている。


BaaSパートナー30社に到達、連携モデルが多様化

 同社は外部企業への金融機能提供を軸にBaaS事業を拡大しており、提携形態はAPI提供モデル、パートナー支店モデル、両者を組み合わせた三類型で構成される。企業のサービス仕様に応じて連携方式を選択できる柔軟性が、パートナー拡大を支えている。また、基本合意済みの12社も準備段階にあり、連携網はさらに広がる見通しだ。



複数支店口座の制度検討を開始、2026年度導入を目指す

 現行制度は「1人1支店(=1口座)」に限定しているが、パートナー支店の増加によりサービス内容が多様化し、従来の制度では対応が難しくなっている。この状況を踏まえ、同社は複数のパートナー支店で口座開設を可能とする制度設計を進めている。導入目標は2026年度中で、具体的な条件や仕様は調整中である。制度が導入されれば、ユーザーはパートナー企業ごとに提供される特典やカードデザインを選択し、用途やブランドに応じて複数口座を使い分けることが可能になる。



みんなの銀行 複数支店口座利用画面イメージ
image : 株式会社みんなの銀行

埋め込み型金融戦略の加速

 みんなの銀行は、金融機能を外部サービスへ組み込む戦略を掲げており、パートナー企業は自社アプリやサービス内に口座開設・決済機能を統合できる。今回の発表は、国内FinTech市場においてBaaSモデルの普及と実装が一段進んだことを示す動きといえるだろう。



参照サイト

株式会社みんなの銀行 ニュースリリース

BaaSパートナー企業30社突破!2026年度中に複数支店の口座が利用可能に


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