デザインと機能を両立したMelt Mouse
- 藤崎 翔太

- 10月22日
- 読了時間: 4分
更新日:10月23日

片手で様々な操作が可能、ガラスとアルミニウムの本体はアルマイト処理によって滑らかな触感と高い質感を実現
発表された「Melt Mouse」は、デザイン性と操作性の両立を目指して開発されたクリエイティブワーク向けに設計された新しい入力デバイスである。ガラスとアルミニウムを組み合わせた本体は、表面の微細加工やアルマイト処理によって滑らかな触感と高い質感を実現している。グラフィック制作や3Dモデリングなど、精密な操作を必要とする作業に対応し、手の動きを最小限に抑えながら多機能な操作を可能にする点が特徴だ。
メーカーはこれを「片手集約型インターフェース」と位置づけており、従来のマウスとは異なる操作体験を提供する。
デザインの特徴
一体構造のアルミボディ
Melt Mouseは、一つのアルミブロックから削り出した継ぎ目のないボディを採用。手に取ったときに滑らかで途切れのない感触が楽しめる。また、アルミ自体がしっかりとした構造を持つため、耐久性も高い。
ハプティックフィードバック式ボタンで新しいクリック感
従来の物理ボタンはなく、ハプティックフィードバックで“押した感覚”を再現しているのもポイントだ。実際には圧力センサーと振動装置(LRA)でクリック感を作り出す仕組みで、金属ボディの滑らかな表面を損なわずに操作できる。
簡単に交換できるマグネット式ソール「MagSole」
Melt Mouseの底面には、マグネット式の「MagSole」でソールを簡単に交換できる仕組みがある。カラーやスタイルのバリエーションも用意されており、机の雰囲気や気分に合わせて自由にカスタマイズできる。


3つのモードを搭載
トラックパッドで指先ひとつの操作
Melt Mouseはモード切替でトラックパッドとしても使える。ガラス製の滑らかな表面全体が反応し、ピンチ操作や高速スクロール、精密なポインティングも手を離さずにできる。マルチタッチ対応でスワイプや二本指操作も可能で、PC作業が手元で完結する新しい感覚を提供する。
テンキーとしての活用
モードを切り替えると、マウス表面に12点LEDグリッドのテンキーが現れる。数字入力はもちろん、カスタムショートカットも割り当てられ、手をキーボードに移すことなくスピーディーに操作可能。仕事やクリエイティブ作業で効率を高められる。
ショートカットパッドで作業を最適化
LEDグリッド上に自分好みのショートカットを設定すれば、よく使うコマンドを指先ひとつで実行できる。作業フローに合わせてモード切替が簡単にできるので、クリエイターやプロユーザーにとって強力な時短ツールになる。

主な仕様
同商品はKickstarterで近日公開予定だ。Kickstarterは、アイデアやプロジェクトの資金をインターネット上で集めるためのクラウドファンディングプラットフォームであり、物理的な製品は数量限定で始まる。人気が高い製品は締切も早いため気になる方はKickstarterでフォローをしておこう。


