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「JPQR Global」始動 - 日本のQRコード決済が世界とつながる

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 5月27日
  • 読了時間: 2分
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訪日観光客が“母国の決済”で買い物可能に、中小店舗にも恩恵


 5月26日、一般社団法人キャッシュレス推進協議会は、日本国内の統一QRコード規格「JPQR」を国際対応させた新サービス「JPQR Global」の提供を発表した。国内外のコード決済の“橋渡し役”として、訪日外国人の決済の利便性向上や中小店舗の売上拡大が期待される。



 JPQR Globalは、訪日外国人観光客が母国で普段利用しているQRコード決済サービスを、日本国内のJPQR対応店舗で利用できるようにするインバウンド対応と、日本のコード決済サービスを海外の統一QRコードで利用可能にするアウトバウンド展開の双方を実現することを目指している。


image : 一般社団法人キャッシュレス推進協議会
image : 一般社団法人キャッシュレス推進協議会


 このサービスを導入することで、国内の店舗は、訪日外国人が自国で利用している決済手段を比較的低廉な手数料で受け入れることが可能となる。この取り組みは、単なるインバウンド対応にとどまらず、日本国内のコード決済サービスが将来的に海外でも利用できる構想を含んでおり、越境ECの活性化や日本人旅行者の利便性向上にもつながる。


 システムの中核を担う「JPQRスイッチングシステム」の構築・運用は、第二種資金移動業者として登録されている株式会社ネットスターズが担当する。なお、具体的なサービス内容や開始時期、店舗側の申し込み方法については、今後あらためて案内される予定だ。


 「キャッシュレス=国内完結」の時代は終わりを迎えつつある。JPQR Globalの登場により、世界中の決済体験が“シームレス”につながる未来が、いよいよ現実になろうとしている。


参照サイト

一般社団法人キャッシュレス推進協議会 - PAYMENTS JAPAN ニュース



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