JR西日本、スマホ決済サービス「Wesmo!」を5月28日開始
- 桜井 未来
- 9 分前
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全国160万か所以上で利用可能、デジタル給与やICOCAチャージにも対応予定
JR西日本は、新たなスマートフォン決済サービス「Wesmo!(ウェスモ)」を2025年5月28日より提供開始する。
同社は今年、資金決済に関する法律で定められた第二種資金移動業者として、国内鉄道事業者で初めて登録されており、これにより送金機能を伴う決済サービスの提供が可能となった。第二種資金移動業は、1回あたり100万円以下の送金を取り扱うことができる制度で、JR西日本はその登録を受け、サービス提供に向けた準備を進めてきた。

「Wesmo!」は、JR西日本グループの共通ポイントサービス「WESTERポイント」と連携し、日常生活における利便性の向上を図るサービス。決済方法としては、店舗に設置された「BLUEタグ」にスマートフォンをかざす「BLUEタグタッチ」のほか、QRコードの読み取りやコード提示による支払いにも対応する。JR西日本グループの商業施設をはじめ、「Wesmo!」マークが掲出された店舗や、全国のコンビニエンスストアなどSmart Code対応店舗約160万か所以上で利用可能。利用可能店舗は今後、全国へ順次拡大される予定だ。
また、2025年6月16日(月)から6月30日(月)までの2週間限定で、「WESTERポイント(基本)」が最大200ポイント付与されるキャンペーンも実施される。

今後の展開として、2026年度中をめどに「Wesmo!」から交通系ICカード「ICOCA」へのチャージ機能の追加が予定されているほか、厚生労働大臣の指定を受け次第、「Wesmo!」によるデジタル給与の受け取りにも対応する方針だ。
JR西日本による新たなキャッシュレスサービスの展開に注目が集まっている。
参照サイト
西日本旅客鉄道株式会社 ニュースリリース
Wesmo!サイト