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GMOあおぞらネット銀行、01BankにBaaSモデルの銀行機能をAPIで提供

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 7月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月1日

GMOあおぞらネット銀行、01BankにBaaSモデルの銀行機能をAPIで提供
image : 01Bank


01Bankはfreee・マクアケとの連携で事業者向け金融サービスを強化


 GMOあおぞらネット銀行株式会社は、7月28日に開業した01銀行株式会社の「01Bank」に対し、預金や融資、与信審査などの銀行機能をAPI経由で提供することを発表した。01Bankは、株式会社池田泉州ホールディングスの100%子会社として設立された事業者向けデジタル銀行である。この連携は、銀行間で銀行機能を提供し合う「Banking as a Service(BaaS)」モデルの実用化を示しており、国内金融業界の新たな潮流を象徴している。


 01Bankは自前の銀行システムを持たず、GMOあおぞらが提供するモジュール型の銀行機能を活用することで、勘定系や審査システムの構築コストを抑えつつ、顧客体験やサービス開発に集中できる環境を実現している。GMOあおぞらは2018年の開業以来、API提供を軸に約800件以上の連携実績を持つテクノロジーバンクとして、金融インフラの柔軟な再利用を推進している。


BaaS by GMOあおぞら
image : BaaS by GMOあおぞら

 さらに、01Bankはfreee株式会社と提携し、「freee入出金管理 with 01Bank」の提供を開始。法人顧客は複数の銀行口座の入出金明細をfreee上で一元管理でき、リアルタイムの入出金データを借入審査に活用できるようになった。この仕組みにより、事業者の実態をより正確に把握し、スピーディーな融資判断が可能になる。


 加えて、株式会社マクアケもプラットフォーマーとして01Bankに参画し、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」でのプロジェクト実績データを提供。これにより、01Bankは事業者の将来性や成長性を評価する新たな材料を得て、融資審査の高度化を図る。


 近年、三菱UFJ銀行が新設するデジタルバンク「エムット」の基幹システムに、みんなの銀行が開発したクラウド型銀行システムを正式に採用するなど、銀行間の機能連携やシステムの外部提供は増加傾向にある。こうした動きは、銀行のITインフラのクラウド化やオープンAPIの活用が進む中で、より柔軟かつ効率的な銀行サービスの提供を目指す業界トレンドを反映している。



参照サイト

GMOあおぞらネット銀行株式会社 プレスリリース


フリー株式会社 プレスリリース


株式会社マクアケ プレスリリース




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