スマホ決済「AEON Pay」と電子マネー「WAON」が統合
- 桜井 未来
- 6月27日
- 読了時間: 2分

残高移行が可能に コード&タッチ決済が1アプリで完結
6月26日、イオン株式会社およびイオンフィナンシャルサービス株式会社は、「AEON Pay」と「WAON」を統合し、新サービス「AEON Pay」の提供を開始すると発表した。
コード&タッチ決済が1アプリで完結
「iAEON」または「イオンウォレット」アプリ内で、QR/バーコード決済(コード)とタッチ決済(WAON)が一体となり、残高の相互移行も可能に。ユーザーは、チャージ残高を事前に銀行口座、クレジットカード、ATMから行え、さらにコードとWAONの残高を相互に移行できる。

加盟店数が約1.4倍に拡大
今回の統合により、全国約430万カ所で決済が可能になり、従来より約1.4倍の利用可能店舗数となる見通しだ。特にイオングループ以外の店舗でも利用範囲が拡大し、ユーザーの利便性が一層高まる。
地域貢献機能を追加、180超の支援先をサポート
リリースでは、新「AEON Pay」を通じ、「約180の地域や団体を応援できるスマホ決済」を目指すと説明。地域振興や団体支援につながる仕組みを備え、利用するたびに地域社会へ貢献できる機能が盛り込まれている。
イオンフィナンシャルサービスの2025年2月期第3四半期決算説明会の資料によると、2024年11月時点でAEON Payの会員数は1,123万人、WAON記名会員数は3,600万人。WAONの累計発行枚数は1億526万枚に上る。これらの数字からもわかるように、WAONとAEON Payはすでに多くのユーザーに浸透しており、今回の統合によって両サービスの強みが結集される形となる。
参照サイト
イオン株式会社 イオンフィナンシャルサービス株式会社 ニュースリリース
“AEON PayとWAONが統合” 新『AEON Pay』が2025年6月26日よりサービス開始
AEON Pay公式サイト
イオンフィナンシャルサービス 2025年2月期第3四半期決算説明会資料