楽天銀行、預金残高13兆円突破 ネット銀行が主要口座として定着
- 桜井 未来

- 1月8日
- 読了時間: 2分

スマホ決済や証券連携を背景にオンライン銀行の存在感が拡大
ネット銀行の存在感が一段と高まっている。楽天銀行は、2025年12月末時点で預金残高が13兆円に到達した。オンライン専業銀行としては国内最大規模で、スマートフォンを前提とした銀行サービスが主要口座として使われるケースが増えている。
同社の口座数は2025年5月に1,700万件を超えており、場所を問わず利用できるオンライン完結型の銀行モデルが、日常の金融手段として定着してきたことが分かる。
ネット銀行が生活口座として使われる理由
銀行口座は、単に資金を預ける場所から、決済や資産管理を含む日常の金融行動の起点へと役割を広げている。楽天銀行では、楽天証券口座との連携による金利優遇に加え、給与・年金の受取、デビットカード、公共料金の口座振替など、日常的な利用状況に応じて普通預金金利が上がる仕組みを整えてきた。&SMARTによる独自インタビューで楽天銀行が語っていたように、楽天市場の利用時にポイント進呈率が変動するSPU(スーパーポイントアッププログラム)など、楽天グループ内サービスとの連携も組み込まれており、金融とECの利用行動が接続されている。こうした設計が、銀行口座を生活口座として継続的に使う動機づけになっている。
キャッシュレス利用を前提とした設計
キャッシュレス化が進む中、楽天銀行はデビットカードや楽天ペイといった口座直結型の決済手段を提供している。支払い時に残高が即時反映される仕組みは、スマホ決済に慣れたユーザーとの相性が良い。
預金残高が12兆円を超えた後も、公共料金の口座振替先を拡充するなど、日常利用を前提としたサービス整備が継続されてきた。こうした積み重ねが、銀行口座を「生活口座」として使うユーザーの増加につながり、今回の13兆円到達に至ったとみられる。
楽天銀行の預金残高13兆円という数字は、ネット銀行が補助的な存在ではなく、決済や資金管理を支える基盤として定着している現状を示している。スマホ決済やデジタル金融が当たり前になる中で、ネット銀行の役割は今後も広がっていきそうだ。
参照サイト
楽天銀行株式会社 プレスリリース
「楽天銀行」、預金残高13兆円を突破


