OpenAI、「GPT-5.4」発表 AIエージェント機能を強化
- 白石 奈々

- 3 日前
- 読了時間: 2分

推論性能やコーディング能力を強化。100万トークン対応など開発者向け機能も拡張
米OpenAIは現地時間3月5日、最新の大規模言語モデル「GPT-5.4」を発表した。ChatGPTでは「GPT-5.4 Thinking」として提供されるほか、APIやCodexでも利用可能となる。推論能力やコーディング性能を強化し、ツール操作まで含めた実務タスクへの対応を重視したモデルとして位置付けられている。
知識労働タスクで高い評価
GPT-5.4は、従来モデルの改良版として推論処理と実務処理の統合を進めた点が特徴だ。文書作成、表計算、プレゼン資料の作成など、知識労働に近いタスクを安定して処理できるよう設計されている。業務評価ベンチマーク「GDPval」では、44職種のタスク比較の83%で専門職レベルと同等、あるいはそれ以上の結果を示したとされる。



作業計画を提示する新しい回答フロー
ChatGPT版では、回答生成前にAIが作業計画を提示する仕組みを導入した。ユーザーは途中段階でも指示を修正できるため、長い推論プロセスを伴うタスクでも結果を調整しやすい。さらに、ウェブ調査機能や長文コンテキストの処理能力も改善され、複雑な質問への対応力が向上している。
APIではAIエージェント用途を強化
開発者向けのAPIでは、アプリケーションを横断して処理を実行できる機能を備える。AIが必要なツールを検索して呼び出す「tool search」により、大規模なツール環境でも適切な機能を選択可能だ。加えて最大100万トークンの長いコンテキストに対応し、計画・実行・検証といった一連の処理をAIエージェントが継続的に行えるようになった。
提供形態と今後の展開
APIでは「gpt-5.4」と高性能版「gpt-5.4-pro」を提供。ChatGPTではPlus、Team、Proなどの有料プランで順次利用できる。旧モデル「GPT-5.2 Thinking」は数カ月後に提供終了となる予定だ。
また、GPT-5.4の公開に先立ち、OpenAI公式Xは「5.4 sooner than you Think.」と投稿しており、新モデルの発表を示唆していた。
post : @OpenAI
AIモデルの進化は、文章生成の精度だけでなく、実際の業務プロセスをどこまで自動化できるかという段階に入りつつある。GPT-5.4は、AIをチャットインターフェースから実行主体へ拡張する流れを示すアップデートといえそうだ。
参照サイト
OpenAI公式サイト ニュース
Introducing GPT‑5.4


