PayPay、口座残高からの直接決済が可能に
- 桜井 未来
- 4月18日
- 読了時間: 2分

新機能「PayPay銀行残高」、アプリ連携でチャージ不要の支払いを実現
PayPay株式会社は2025年4月15日、PayPay銀行株式会社との連携により、同社の決済サービス「PayPay」に新たな支払い方法として「PayPay銀行残高」の提供を開始した。
「PayPay銀行残高」は、PayPay銀行アプリの最新バージョン(6.0.0以降)を通じて利用することができる。アプリ内の「PayPay」決済画面から店舗のQRコードを読み取るか、店舗側が提示するQRコードをスキャンすることで、即時に銀行口座から決済金額が引き落とされる。これにより、ユーザーは事前にチャージすることなく、PayPay銀行の口座残高を直接利用して支払いができるようになる。ただし、この新機能を利用する場合、PayPayの定常特典「PayPayステップ」のカウントや利用特典は付与されない点に注意が必要だ。
さらに、PayPay銀行は、ユーザーの年齢に応じた円普通預金残高の条件を達成することで、業界標準の円普通預金金利の約2倍となる年0.4%(税引後年0.31%)の特別金利を提供しており、普段使わない資金を預けることで、利息を得ながら「PayPay銀行残高」を利用してスムーズに支払いを行うことができる。この仕組みは、より便利で利便性の高い決済方法を提供する一方で、ユーザーが資産を効率よく管理するための新たな選択肢を提示している。
決済後には、PayPayアプリの取引履歴やPayPay銀行アプリの利用明細から、加盟店名や利用日時、金額などを確認することができるため、キャッシュレス決済に不安を感じているユーザーも、リアルタイムで支出を把握しながら安心して利用できる。この機能により、使い過ぎのリスクを減らし、日常的な支出管理が簡便になる。
なお、「PayPay銀行残高」は、「PayPay」の本人確認(eKYC)済でPayPay銀行の円普通預金口座を保有するユーザーが利用できる。また、現時点ではオンラインサービスを提供する加盟店で決済することができないが、順次拡大される予定とのことだ。
参照サイト
PayPayプレスリリース