Pay IDにポイント制度追加、BASEが示す決済サービスの拡張戦略
- 桜井 未来
- 2 日前
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0.5%還元と柔軟な利用条件で、購入者とネットショップ双方にメリット
BASE株式会社が運営する購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が、新たに「Pay ID決済」で利用・獲得できるポイントプログラム「Pay IDポイント」を9月8日から開始した。ポイントは「Pay IDアプリ」での支払いが対象で、支払額に応じて付与される仕組みとなる。還元率は支払い金額の0.5%で、付与されたポイントは1ポイント=1円として100ポイントから利用できる。付与は請求確定から30日後で、有効期限は最後にポイントを獲得または使用した日から180日と定められている。

「Pay ID」は、クレジットカードの事前登録によるスムーズな決済や、分割手数料無料の「3回あと払い」など複数の決済手段を提供する購入者向けサービスだ。将来的にはBASE内のネットショップにとどまらず、インターネット上の幅広い決済に対応する汎用的な決済基盤を目指している。
今回導入されたポイントプログラムは、BASE内ネットショップをはじめとした購入体験をさらに充実させるために検討されてきたもので、販促施策や購入機会の拡大につながる取り組みの一環とされる。
利用条件や上限も明確に示されている。クーポンや既存ポイントによる割引後の支払い額が基準となり、小数点以下は切り捨てられる。1回の支払いにつき最大30,000ポイントが付与可能で、利用は100~30,000ポイントの範囲に限定される。長期予約商品や月額制コミュニティ料金の支払いではポイントが使用できない点には注意が必要だ。
参照サイト
BASE株式会社 プレスリリース
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