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OpenAI、元Appleのチーフデザインオフィサーのジョナサン・アイブと提携し次世代AIデバイス開発へ

  • 執筆者の写真: 藤崎 翔太
    藤崎 翔太
  • 10 時間前
  • 読了時間: 2分

image:Youtube on OpenAI
image:Youtube on OpenAI

Open AIが、約65億ドル(約9300億円)で「io」の買収を発表




以前より噂になっていた、ジョナサン・アイブが共同設立したスタートアップ「io」がOpen AIにより買収されることが現実となった。提携に際して、OpenAIのCEOサム・アルトマンとの動画が公開された。




ioとは?

「io」は、元Appleのチーフデザインオフィサーであるジョナサン・アイブ(Jony Ive)が2024年に共同設立したスタートアップ企業である。共同設立者には、スコット・キャノン(Scott Cannon)、エヴァンス・ハンキー(Evans Hankey)、タン・タン(Tang Tan)など、Apple出身のデザイナーやエンジニアが名を連ねている。この企業は、アイブのクリエイティブ集団「LoveFrom」の一環として設立され、人工知能(AI)を活用した次世代ハードウェアデバイスの開発を目指している。



Open AIによるio買収

2025年5月、OpenAIは「io」を約65億ドル(約9300億円)で買収することを発表した。この買収はOpenAIにとって過去最大規模のものであり、AIを搭載した専用デバイスの開発チームを社内に取り込む形となる。アイブはOpenAIの社員にはならないものの、彼のデザイン会社であるLoveFromがOpenAI全体のデザインとクリエイティブ業務を主導することになる。



今後の開発体制

「io」のチームは、55人のハードウェアおよびソフトウェアの専門家で構成されており、彼らはOpenAIのエンジニアや研究者と統合される予定である。このプロジェクトの第一弾となる製品は2026年のリリースを目指しており、スマートフォンに代わる新しい形のパーソナルコンピューティングデバイスとなる可能性が示唆されている。具体的な製品の詳細はまだ明らかにされていないが、OpenAIとアイブは、AIを物理的な世界に具現化する「フィジカルAIエンボディメント」の開発を目指しており、車、ロボット、AI搭載のウェアラブルデバイスなどが想定されている。


この買収により、OpenAIはハードウェア分野への本格的な進出を果たし、アイブの卓越したデザインと製品開発の経験を活用して、AI技術を日常生活に溶け込ませる新しいデバイスの開発を進めることになる。




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