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ロック画面から即アクセス、Samsung Walletが国内対応サービスを拡充

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

ロック画面から即アクセス、Samsung Walletが国内対応サービスを拡充
image : Samsung


JCBクレジットカードやd払い、dポイント、PGMポイントに対応


 Samsungは8月1日、Galaxy端末向けデジタルウォレットアプリ「Samsung Wallet」の国内対応サービスを拡充した。今回のアップデートにより、JCBが発行するクレジットカード、NTTドコモのd払いおよびdポイント、さらに国内のゴルフ場予約サービス「PGMポイント」が新たにWalletへ登録可能となった。


ポイント・QR決済連携の拡張性

 今回追加されたd払い・dポイント・PGMポイントは、それぞれ異なるAPI仕様や認証方式を持つが、Samsung Walletは内部的にこれらを統合し、ユーザーには一貫したUIで表示している。QRコード決済においては、アプリ内で動的に生成されるQRコードやバーコードを表示し、ユーザーは外部アプリへ遷移することなく提示・決済が可能だ。


Apple Wallet/Google Walletとの比較

 Samsung WalletはApple WalletやGoogle Walletと比べ、日本市場への対応がより深く最適化されている。

 Apple WalletはSuicaやApple Payによるタッチ決済に対応しているものの、d払いやdポイントなど日本独自のQR決済やポイントサービスには対応していない。また起動には物理ボタン操作が必要で、ロック画面からの即時アクセスには制限がある。

 Google Walletはグローバル対応を重視し、標準的なクレジットカードやNFC決済に対応するが、FeliCaや日本のQR決済サービスへの対応は端末によって異なるため、国内での利用にばらつきがある。

 一方、Samsung Walletはd払い・dポイント・PGMポイントなど日本特有のサービスと公式に連携し、ロック画面からのスワイプ起動、決済、ポイント提示までを一つのアプリで完結できる。Samsung Payとの統合設計により、機能が分散することなく、一貫したユーザー体験を実現している点が大きな差別化要素となっている。


対応サービス一覧(2025年8月時点)

 

Samsung Wallet対応サービス一覧
image : Samsung

 対応端末は2021年以降に発売され、Android 14以上を搭載したGalaxyスマートフォン。Samsung Walletは国内特有のサービスに正式対応し、ロック画面からの即時アクセスと統合された支払い体験を提供することで、Apple WalletやGoogle Walletとの差別化を明確に打ち出している。



参照サイト

Samsung Newsroom日本

ロック画面から瞬時に起動できるデジタルウォレット 「Samsung Wallet」対応サービス拡大



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