メルペイとみんなの銀行、BaaS連携で「メルカリバンク」開始
- 桜井 未来

- 12月19日
- 読了時間: 3分

売上金の即時・無料送金やATM出金優遇で手数料負担を軽減
メルペイは12月18日、みんなの銀行とのBaaS(Banking as a Service)業務提携に基づく新サービス「メルカリバンク」を開始した。フリマアプリ「メルカリ」内で銀行機能を提供する取り組みで、売上金の移動や出金に伴う手数料負担を抑えられる点が大きな特徴となっている。最大の特長は、メルカリの売上金(メルペイ残高)を、みんなの銀行口座へ即時かつ手数料無料で送金できる点だ。従来、売上金を銀行口座に移す際には所定の振込手数料が発生し、着金までに時間を要するケースも少なくなかった。今回のAPI連携により、フリマ取引後の売上金をコストなく、かつ即時に現金化できるようになった。
売上金の移動コストを抑えたメルカリユーザー向け設計
メルカリバンクでは、送金以外にも日常的な資金移動における手数料優遇が用意されている。
メルペイ残高からみんなの銀行口座への即時・無料送金
メルカリアプリ内での口座残高確認やチャージ連携
セブン銀行ATM出金が毎月1回無料(優遇プログラム適用で月最大3回まで無料)

フリマを継続的に利用するユーザーにとって、売上金の移動や現金化は頻繁に発生する行為だ。送金や出金のたびに発生していた手数料が抑えられることで、取引を重ねるほど実質的なメリットが大きくなる。すでにみんなの銀行口座を持つユーザーは簡単な設定で利用を開始でき、未保有者もメルカリアプリから「メルカリ支店」として新規口座を開設すれば、同様の優遇を受けられる。

BaaSがもたらすコスト構造の変化
みんなの銀行は、銀行機能をAPIとして外部サービスに提供するBaaS戦略を通じて、振込や出金といった金融処理をサービス側に組み込める環境を整えてきた。これにより、従来は銀行間取引として発生していた処理コストや手数料を最小限に抑えた設計が可能になる。
メルペイにとっても、外部銀行への振込を前提としない仕組みを構築できる点は大きい。8月に発表された業務提携を経て提供が始まったメルカリバンクは、BaaSを活用することで、ユーザーに直接転嫁されがちだった手数料を抑えた金融体験を実装した例と言える。
参照サイト
株式会社みんなの銀行ニュースリリース
株式会社メルペイとのBaaS業務提携による複数APIの連携開始、 フリマアプリ「メルカリ」でシームレスな金融体験を実現
株式会社メルペイ プレスリリース
メルペイ、「メルカリ」の売上金を即時・無料で出金できる新サービスを提供開始

