メルカリ上で銀行サービスを直接利用可能 みんなの銀行とメルペイが提携
- 桜井 未来
- 8月26日
- 読了時間: 2分
更新日:9月3日

BaaSを活用したデジタルバンク体験が今冬リリース予定、買い物と金融をシームレスに
みんなの銀行がメルペイと手を組んだ。8月25日に発表された今回の業務提携は、フリマアプリ「メルカリ」上で銀行サービスを直接利用できるようにし、買い物体験と金融をシームレスにつなげることを狙っている。
みんなの銀行はBaaS(Banking as a Service)に力を入れ、外部プラットフォームへ金融機能を組み込むモデルを拡大中だ。一方、メルペイは「信用を創造して、なめらかな社会をつくる」をミッションに掲げ、モノの売買だけでなく“お金”や“信用”を循環させる仕組みを整えてきた。今回の提携は、その2つの流れが合流する形となる。
実際のサービスは今冬にリリースされる予定で、メルペイのアプリにみんなの銀行の機能が統合され、ユーザーはアプリ内で直感的にお金を管理し、決済や資金移動を行えるようになる見込みだ。
メルペイは今年5月に電子決済等代行業者としての登録を完了し、法的な基盤を整えている。現在はメルカリの売上金チャージ、銀行口座やATMからの入金、後払いの「メルペイスマート払い」に対応しているほか、非接触決済の「iD」やコード決済も利用可能だ。さらにクレジットカード「メルカード」によって全国のJCB加盟店での決済もでき、メルカリやメルペイを利用した際には還元率が高まる仕組みも整っている。
デジタルバンクとスマホ決済の掛け算が、日常の決済体験をどのように変えていくのか。今冬の正式ローンチに期待が集まる。
参照サイト
株式会社みんなの銀行 ニュースリリース
株式会社メルペイとBaaS事業における業務提携契約を締結|フリマアプリ「メルカリ」でこれまでにないシームレスな金融体験を提供