HashPort WalletがPontaポイントを暗号資産に変換、au PAYで日常決済も可能に
- 桜井 未来

- 4 日前
- 読了時間: 2分

PontaポイントをUSDC・cbBTCに交換し、au PAYで日常決済まで活用可能に
HashPortは12月1日、Web3ウォレットアプリ「HashPort Wallet」で、Pontaポイントを暗号資産に変換するオンランプ機能と、変換したUSDCやcbBTCをau PAY残高として利用できるオフランプ機能を提供開始した。累計100万超ダウンロードのHashPort Walletと、約1.2億人の会員を持つPontaおよび約3,900万人のユーザーを持つau PAYがシームレスに接続する仕組みが整った。
PontaポイントをUSDC・cbBTCに交換、日常決済に活用
Pontaポイントは米ドル連動ステーブルコイン「USDC」やビットコイン準拠暗号資産「cbBTC」に変換でき、変換後は「au PAYギフトカード」を経由して最終的にau PAY残高として日常決済に活用可能だ。交換上限はオンランプが月2万ポイント、オフランプは月5万円相当。ポイント→暗号資産→決済の一連の流れをアプリ内で完結できる点が特徴となる。


KDDI出資が後押ししたWeb3×決済インフラ連携
この連携は、KDDIによるHashPortへの出資と資本業務提携を背景に実現した。HashPortはマルチチェーン対応やステーブルコイン連携を強化し、国内Web3ウォレットの実用性向上を進めてきた。結果として、Pontaポイントやau PAYとステーブルコイン・暗号資産をつなぐ“限定的流通基盤”が構築された。
暗号資産オンランプ/オフランプでポイント価値を拡張
ユーザーは眠っていたPontaポイントをデジタル資産として活用し、必要に応じて日常決済に戻すことでポイント価値を拡張できる。ただし、暗号資産の価格変動リスク、交換上限、ギフトカード経由の手続きなど、利用には一定の制約がある点には注意が必要だ。
日本のWeb3活用モデルとしての意義
Pontaポイント、au PAY、USDC、cbBTC、HashPort Walletが相互に接続されるこのモデルは、国内Web3市場における象徴的な事例だ。既存決済インフラとブロックチェーン技術を融合し、デジタル資産と日常決済を一貫して操作できる価値循環を提示しており、今後の法整備やユーザー浸透次第で、日本におけるWeb3活用の標準形となる可能性を秘めている。
参照サイト
株式会社HashPort お知らせ
HashPort Wallet、「Pontaポイントオンランプ」および「au PAY オフランプ」を12月1日より開始!


