Google、開発者向けAIエージェント「Gemini CLI」を公開
- 桜井 未来
- 6月26日
- 読了時間: 2分
更新日:7月28日
ターミナルからGemini 2.5 Proを直接操作 ─ コード生成やタスク自動化に対応
米Googleは6月25日(現地時間)、開発者向けのオープンソースAIエージェント「Gemini CLI」を正式に発表した。この新ツールは、ターミナル(コマンドライン)から直接、同社の高性能AIモデル「Gemini 2.5 Pro」へアクセスできる点が特徴だ。コード生成からタスク自動化、コンテンツ作成に至るまで、あらゆる開発ワークフローをAIによって支援・強化する。
Gemini CLIとは? ターミナルからGoogle Gemini 2.5 Proを操作可能に
「Gemini CLI」は、Googleの最新AIモデル「Gemini 2.5 Pro」をターミナル上で活用できるオープンソースのAIエージェントである。従来のIDEやWebベースのツールとは異なり、CLI(コマンドラインインタフェース)環境で完結する。
このエージェントを使うことで、開発者は自然言語を通じて、コード補完、リファクタリング、ファイル操作、シェルコマンド実行、調査支援、さらには画像・動画の生成までを一括して指示できる。
主な特徴 ─ Gemini CLIの強力な機能とメリット
無料で高頻度なAPIアクセスが可能
個人のGoogleアカウントでログインするだけで、最大100万トークンの長文脈に対応したGemini 2.5 Proを無料で利用可能
毎分60リクエスト、1日あたり1,000リクエストという業界最高水準の無料プレビュー枠を提供
ターミナル操作に最適化されたAI体験
完全オープンソース、高い拡張性
Apache 2.0ライセンスのもと、誰でも自由に利用・改良・拡張が可能
GEMINI.mdを用いた設定により、チーム単位でのカスタマイズや共有にも対応
Gemini Code Assistとのシームレスな統合
VS Code向けのAIコーディング支援ツール「Gemini Code Assist」と同一モデルを使用
CLIとIDEの間で統一されたAI体験を提供し、テスト作成、エラー修正、コード移行なども自動化
Gemini CLIの始め方 ─ GitHubからすぐに導入可能
「Gemini CLI」は、以下のGitHubリポジトリから誰でも無料で利用できる:
Python環境さえあれば、導入は数分で完了する。Mac、Linux、WSL2など、さまざまな開発環境にも対応しており、すぐに試せる手軽さも大きな魅力だ。
参照サイト
Google The KeyWord
Gemini CLI: your open-source AI agent