GINKANとKDDIがコラボNFTを発行
- 桜井 未来
- 5月1日
- 読了時間: 2分

決済データを活用したWeb3アプリ「SyFu」でリアルとデジタルを融合
株式会社GINKANとKDDI株式会社は、4月30日、共同で取り組むDePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)プロジェクト「SyFu」において、特別コラボNFT「KDDI × SyFu MANEKINEKO」を発行すると発表した。
決済データをデジタル資産に──「SyFu」の仕組み
「SyFu」は、ユーザーの日常的な決済データ(クレジットカードの利用履歴など)をもとに、「誰が・どこで・いくら使ったか」といった消費行動を可視化し、それをゲーム内資産としてNFT化するWeb3ライフスタイルアプリである。
この仕組みにより、ユーザーはリアルな消費行動を通じて、Web3空間で報酬や特典を獲得するなど、新しい形のライフスタイルを楽しむことができる。
コラボNFT「KDDI × SyFu MANEKINEKO」について
今回発行されるNFTは、2003年に登場したKDDIの携帯電話「INFOBAR」の初代モデルをモチーフにしており、「MANEKINEKO(招き猫)」がINFOBARを手にするというユニークなデザインが採用されている。ユーザーは、日常生活での支払いや消費行動をゲームのように楽しみながらNFTやトークンを獲得でき、蓄積された決済データは個人の消費実績を証明するユニバーサルクレデンシャルとして機能する。この仕組みによってSyFuはDePINを構成している。特に「MANEKINEKO NFT」は、消費実績をデジタル資産化する“ゲートウェイ”としての役割を持ち、ユーザーのリアルな消費が重なるほどNFTが成長し、さらなるトークンやNFTの獲得につながるという点が大きな魅力となっている。
現在はβ版の運用中であり、正式版のリリースとともに、「MANEKINEKO NFT」を含むNFT機能が本格的に利用できる。
Web3とリアル経済の融合へ
「SyFu」を運営するUnlock Lab Ltdグループを傘下に持つGINKANは、KDDIのコーポレートベンチャーキャピタル「KDDI Open Innovation Fund 3号」から出資を受けており、両社はWeb3や決済領域での連携を強化している。今回のコラボレーションもその一環であり、ブロックチェーン技術とリアルな決済インフラを融合させることで、新たなロイヤルティプログラムの創出や、安全な暗号資産決済の普及を目指している。
なお、今回のコラボMANEKINEKOの販売詳細やスケジュールは、今後正式にアナウンスされる予定だ。
参照サイト
株式会社GINKANプレスリリース