Galaxy S26 Ultraにソニーのほぼ1インチ200MPセンサーが搭載される?
- 藤崎 翔太
- 7月14日
- 読了時間: 3分
更新日:9月3日

2026年1月に発売が予想されるサムスンの新型Galaxy S26 Ultraに1/1.1インチの200MPソニーCMOSセンサーを搭載する可能性がある
主にWeiboでリーク情報を投稿している定焦数码氏によると、2026年1月に発売が予想されるサムスンの新型Galaxy S26 Ultraには、ようやく1インチクラスのセンサーが搭載されるという。
同氏はWeibo上で「S26 Ultra(または26S、もしくは27 Ultra)には、SONYの1/1.1インチ、200MPの非常に高性能なCMOSセンサーが搭載されるだろう」と述べている。中国メーカーのハイエンドスマートフォンでは、すでに200MP(2億画素)のカメラセンサー搭載が進んでいるが、Samsungもこれに追いつく形となる。
自社ブランドからソニー製へ移行するの?
現行機種に搭載されているのは、Samsungが開発・製造しているイメージセンサー「ISOCELL HP2センサー」である。これはSamsungの独自ブランドであり、Galaxy S23 Ultraなどのハイエンドスマートフォンに採用されている。SamsungがGalaxy S Ultraシリーズでソニー製イメージセンサーの採用を増やしている背景には、主に以下の3つの理由が考えられる。
SamsungがGalaxy S Ultraシリーズでソニー製イメージセンサーの採用を強化する理由
SamsungがGalaxy S Ultraシリーズでソニー製イメージセンサーの採用を増やしている背景には、主に以下の3つの理由が考えられる。
イメージセンサー性能におけるソニーの優位性
ソニーは長年、モバイル向けイメージセンサー市場で技術力・画質ともに世界トップとされてきた。特に低照度性能、HDR処理、オートフォーカス精度などにおいて、ソニー製センサーはSamsungのISOCELLを上回るという評価が根強い。Galaxy S UltraシリーズはSamsungのフラッグシップモデルであり、カメラ性能でiPhoneや中国勢に対抗するには、最高峰のセンサーを採用する必要がある。
中国勢によるソニーセンサー採用の増加
Xiaomi、Vivo、OPPOなどの中国メーカーは、フラッグシップ機にソニー製の1インチセンサー(IMX989など)を積極的に採用している。こうした中国勢の流れをSamsungも無視できない状況だ。
「1インチクラス」センサーでのISOCELLの遅れ
これまでISOCELLは1/1.3インチ前後のセンサーを提供してきたが、ソニーや他社が「1インチクラス」に進化する中で、Samsungが自社で1インチセンサーを安定供給できない、あるいは画質でソニーに劣る場合、一時的な外部調達は合理的な判断と言える。
Samsungは、SoCにおいて自社開発のExynosを保有しながらも、過去には性能面を理由に他社製のSnapdragonを採用した実績がある。これと同様に、カメラセンサーにおいても自社ブランドであるISOCELLではなく、他社製のセンサーを採用する可能性は十分に考えられる。特に、高画質化が求められるフラッグシップモデルにおいては、わずかな性能差がユーザー評価に直結するだけに、Samsungが実用性と競争力を優先して柔軟な選択を行うことは、十分に合理的な判断と言えるだろう。