フューチャーの次世代バンキングシステム、島根銀行で本格稼働開始
- 桜井 未来
- 7月23日
- 読了時間: 2分

SBIグループとの連携で実現した地域金融向けクラウド基盤が7月22日に始動
フューチャーアーキテクト株式会社は、SBIホールディングス株式会社との業務提携に基づき、SBI地方創生バンキングシステム株式会社に提供している「次世代バンキングシステム」を、株式会社島根銀行に導入し、7月22日に安定的な稼働を開始したと発表した。
このシステムは、フューチャーアーキテクトがこれまでに30行以上の地域金融機関の改革を支援してきた実績とノウハウをもとに、地域金融機関に求められるバンキングサービスを再定義して構築されたクラウド型の基幹業務システムだ。業務プロセスを整理し、勘定系のコア機能をシンプルにしたアーキテクチャを採用していることが最大の特長となっている。

全てのバンキングサービスはAPIで提供されており、制度変更や新サービスの拡充にも柔軟かつスピーディに対応可能だ。銀行ごとに異なるビジネスルールや商品、サービスはルールエンジンで管理されているため、コアプログラムに変更を加えずに新しいキャンペーンの展開や既存サービスの改修が短時間かつ低コストで行える。
さらに、顧客情報を各システムから一元化し、リアルタイムのデータ活用による経営分析や戦略立案を可能にするほか、窓口専用端末を不要とした店舗業務のデジタル化により、コスト削減や業務効率化も実現している。
島根銀行は、福島銀行に続く2行目の導入行として2023年よりプロジェクトに参画し、SBI地方創生バンキングシステム社およびフューチャーとともに開発を進めてきた。今回の本番稼働は、その成果であり、「止まらない銀行システム」のモデルケースとして期待されている。
参照サイト
フューチャーアーキテクト株式会社 Press Release
フューチャーアーキテクト、島根銀行に導入した「次世代バンキングシステム」が稼働開始 フルオープン API を備えた勘定系システムで地域金融機関のDXを実現