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Apple Watch Ultra 4発表 心拍センサー刷新

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
7 時間前
読了時間: 4分


Appleは新型「Apple Watch Ultra 4」を発表した。心拍数センサーの精度向上とバッテリー駆動時間の延長が主な特徴で、日本では9月18日に発売する。




Appleは9月9日、スポーツやアウトドア向けの上位モデル「Apple Watch Ultra 4」を発表した。新しいヘルスセンシングシステムと新チップ「S11」を搭載し、心拍数センサーの精度向上、バッテリー駆動時間の延長、新機能「準備度」の追加などを行った。今回は年内に提供予定のオーディオインテリジェンス機能も発表された。


心拍数センサーを刷新

Apple Watch Ultra 4は、新しい光学式心拍センサーと電気心拍センサーを組み合わせたヘルスセンシングシステムを採用した。より大きく電力効率の高いグリーンLEDを採用し、1日を通じて5秒ごとに心拍数を測定する。継続的に測定することで、エクササイズやムーブといったアクティビティリングの精度も高まるとしている。

心拍変動(HRV)の測定頻度も従来比で最大24倍に増え、回復時と全体的な心拍変動の2種類を確認できるようになった。夜間バイタル値の機能では、個人の基準値と比較した回復時心拍変動を確認でき、日中と夜間の指標を切り替えて表示することも可能になった。



新機能「準備度」を追加

新機能「準備度」は、直近のアクティビティやトレーニング負荷、バイタル、睡眠スコアを分析し、その日の体調を0〜10のスコアで示す機能である。スコアに応じて「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」の4段階でおすすめの過ごし方を提示する。運動中に新しいデータが記録されると随時スコアが更新される仕組みで、Apple Heart and Movement Studyのデータをもとに、運動科学者や医師と共同で開発したという。



バッテリー駆動時間と歩数計測の精度が向上

通常使用時のバッテリー駆動時間は最大50時間、低電力モードでは最大84時間に延びた。充電時間も短縮され、15分の充電で最大18時間分の駆動時間を確保できるとしている。

屋外ワークアウトの記録機能では、新しい「長時間のワークアウト」モードで最大25時間、GPS測定頻度を落とした「長時間のワークアウト(最大)」モードでは最大45時間の連続記録に対応する。歩数計測についても機械学習アルゴリズムを刷新し、屋内でのランニングやウォーキング時の距離精度を高めた。



オーディオインテリジェンス機能を追加

内蔵マイクとS11チップを活用し、周囲の音を検知する「オーディオインテリジェンス」機能も年内に提供される予定である。サイレンやアラーム、ドアベル、赤ちゃんの泣き声などを検知し、聴覚に障がいがある利用者に通知する「サウンド認識」機能のほか、周囲で流れている音楽を検知してスマートスタックに表示する「Shazam」連携機能が含まれる。音声データは本体のセキュアな区画内でのみ処理され、外部に保存されない仕組みだとしている。



Siri AIとwatchOS 27

watchOS 27の提供に合わせて、Apple Intelligenceを活用した新しいSiri「Siri AI」に対応する。個人の状況を踏まえた応答や幅広い知識の参照が可能になるという。このほかwatchOS 27では、よく使うアプリをSiriが提案する「アプリグリッド」、片手でスマートスタックを操作できるタップジェスチャー、閉経周辺期・閉経期への対応など複数の機能が追加される。


仕様と価格

項目

内容

チップ

S11

ケース素材

チタニウム(ナチュラル/ブラック)

バッテリー駆動時間(通常)

最大50時間

バッテリー駆動時間(低電力モード)

最大84時間

屋外ワークアウト記録(長時間モード)

最大25時間

屋外ワークアウト記録(長時間モード・最大)

最大45時間

急速充電

15分で最大18時間分

OS

watchOS 27

価格

142,800円(税込)から


発売日と日本展開について

Apple Watch Ultra 4は9月9日より日本を含む主要国で予約受付を開始し、9月18日に発売する。価格は142,800円(税込)からで、対応するバンド類も同日に発売する。watchOS 27は9月15日に配信され、Apple Watch Series 9以降、Apple Watch SE 3、Apple Watch Ultra 2以降が対象となる。

Siri AIはwatchOS 27上でベータ版として9月15日に提供が始まるが、当初対応するのは英語のみで、日本語を含む追加言語への対応は10月以降となる見込みである。


健康管理機能の実用化が一段と進む

Apple Watch Ultra 4は、心拍センサーやバッテリー性能といったハードウェアの改良に加え、日々の体調を数値化する「準備度」や、周囲の音を検知するオーディオインテリジェンスなど、ソフトウェア面の機能拡張が目立つ内容となった。ウェアラブル端末が単なる通知や記録の道具から、日常の健康管理や安全確保を担う存在へと役割を広げている流れがうかがえる。一方でSiri AIの日本語対応が10月以降になるなど、機能によっては提供時期に地域差がある点には留意が必要である。


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