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Apple、Apple Watch Series 12を発表 心拍センサーを刷新

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
4 時間前
読了時間: 5分


Appleが新型Apple Watch Series 12を発表した。心拍センサーの精度を高め、準備度スコアなど健康機能を強化した。




Appleは9月9日、新型スマートウォッチ「Apple Watch Series 12」を発表した。新しいヘルスセンシングシステムと新チップ「S11」を搭載し、心拍数センサーの精度向上や心拍変動(HRV)の高頻度測定、新機能「準備度」など、健康・フィットネス関連の機能を強化した。日本を含む各国で本日より予約注文を開始し、9月18日に発売する。


心拍数センサーを刷新、測定頻度も向上

Apple Watch Series 12は、新しい光学式心拍センサーと電気心拍センサーを組み合わせたヘルスセンシングシステムを採用した。1,000人以上を対象とした調査で、主要なウェアラブルデバイスの中で最も高い精度を示したという。

光学式センサーには大型化・高効率化したグリーンLEDを採用し、5秒ごとに心拍数を継続測定する。これにより「エクササイズ」「ムーブ」の活動量記録の精度も向上する。心拍変動(HRV)の測定頻度も従来比で最大24倍に増え、ストレスや回復の状態を日々の「回復時HRV」と、心血管の健康状態を含めて把握する「全体的HRV」の2種類で確認できる。日中と夜間のバイタル値を切り替えて表示する機能も新たに加わった。



新機能「準備度」で日々の体調を数値化

新たに導入された「準備度」は、直近のアクティビティ、トレーニング負荷、バイタル、睡眠スコアを分析し、0〜10のスコアと「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」の4段階でその日の体調の目安を示す機能だ。ワークアウトの実施やバイタルの変化など、新しいデータが記録されるたびに一日を通して更新される。スコアの根拠となった要因も確認できる。アルゴリズムはApple Heart and Movement Studyのデータをもとに、運動科学者や医師と共同で開発された。



バッテリーは急速充電に対応、歩数計測も高精度化

通常使用時のバッテリー駆動時間は従来同様に最大24時間。屋外ワークアウト時は前モデル比25%増となる最大10時間の連続使用が可能になった。充電はわずか15分で最大12時間分(前モデル比50%増)を確保でき、外出前や就寝前の短時間充電に対応する。

歩数計測用の機械学習アルゴリズムも刷新された。屋内でのウォーキングやランニング時の距離測定精度が向上したほか、S11チップにより一日を通した歩数記録の正確性も高まった。文字盤から歩数をリアルタイムに確認できる新しいコンプリケーションも追加された。



オーディオインテリジェンス、周囲の音を検知して通知

内蔵マイクとS11チップを活用した新機能「オーディオインテリジェンス」も年内に順次提供される。サイレンやドアベル、赤ちゃんの泣き声などを検知し、iPhoneが手元になくても聴覚に障がいのある人に通知する「サウンド認識」と、周囲で流れている音楽を検知してアーティスト名と曲名を表示する「Shazam」機能が含まれる。

処理はチップ内のセキュアな専用区画で完結し、音声データが録音・保存されることはないとしている。各機能は利用者が個別にオン・オフを選択できる。



Siri AIとwatchOS 27に対応

watchOS 27の提供に合わせて、Apple IntelligenceベースのSiri AIが利用可能になる。個人的な情報を踏まえた応答や幅広い知識の活用が手首の上で行えるようになり、専用のモジュラー文字盤も追加される。watchOS 27では、アプリグリッドの自動提案や片手操作のタップジェスチャー、周期記録アプリでの閉経周辺期・閉経期への対応なども加わる。


デザインとラインナップ

ケースサイズは42mmと46mmの2種類。素材はアルミニウム、チタニウム、セラミックの3種類で展開する。アルミニウムモデルの保護ガラスには、前モデルのIon-Xガラス比で60%頑丈な「Ceramic Shield 2」を採用した。

項目

内容

サイズ

42mm/46mm

チップ

S11

ケース素材

アルミニウム、チタニウム、セラミック

アルミニウムカラー

ダークブロンズ、ブラック、ライトゴールド、スペースグレイ

チタニウムカラー

ラディアントゴールド、ナチュラル

セラミックカラー

パールホワイト、ナイトブルー

保護ガラス(アルミニウムモデル)

Ceramic Shield 2(前モデル比60%高強度)

心拍数測定間隔

5秒ごと

HRV測定頻度

従来比最大24倍

バッテリー(通常使用)

最大24時間

バッテリー(屋外ワークアウト)

最大10時間(前モデル比25%増)

急速充電

15分で最大12時間分

搭載OS

watchOS 27





価格と発売日 日本でも本日から予約開始

Apple Watch Series 12は、日本を含む世界50以上の国と地域で本日より予約注文を受け付け、9月18日(金)に発売する。日本での価格は71,800円(税込)から。バンド単体も本日より注文を受け付け、同じく9月18日に発売する。

なお、watchOS 27は9月15日(火)に配信予定で、Apple Watch Series 9以降、Apple Watch SE 3、Apple Watch Ultra 2以降が対象となる。Siri AIは同日にベータ版として提供が始まるが、当初は英語のみの対応で、日本語対応は10月以降を予定している。



センサー刷新は「健康計測デバイス」としての地位を固める一手

Apple Watch Series 12は、外観やサイズに大きな変更はないものの、心拍センサーの精度向上や測定頻度の引き上げ、準備度スコアの導入など、内部の計測性能に力点を置いた刷新となった。長期間同じモデルを使い続けているユーザーほど、チップ性能とセンサー精度の向上を体感しやすい世代になるとの見方もある。

一方で、オーディオインテリジェンスやSiri AIといった新機能は年内から順次提供される形をとっており、発売時点ではすべての機能が揃うわけではない。ソフトウェア更新による段階的な機能拡張が今後の評価を左右しそうだ。


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