AppleがiOS 27向けサービス群の新機能を発表、マップやウォレットなど広範囲に更新
- 藤崎 翔太

- 1 日前
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Appleは2026年秋リリースのiOS 27に向け、マップ・ウォレット・Podcast・iCloudなど主要サービスの大幅な機能強化を発表した。
Apple、iOS 27向けサービスの新機能を発表。マップやウォレットなど広範囲に更新
Appleは、2026年秋にリリースする一連のソフトウェアアップデートで、主要サービスに複数の新機能を追加すると発表した。対象はAppleマップ、「探す」、Appleウォレット、Apple Pay、Apple Podcast、iCloud、Apple Music、Apple TV、Apple Fitness+と広範囲にわたる。
マップにFlyover強化とローカルリストを追加
AppleマップのFlyoverが、航空写真にAI処理を組み合わせることで都市の詳細表示を向上させる。より精細で実体験に近い映像での都市探索が可能になる。
また米国限定で「ローカルリスト」機能を導入する。最新のトレンドをもとに、近くの人気レストランや子ども向けスポットなどをまとめたリストを表示する機能で、プライバシーに配慮した設計により、情報は個々のユーザーに紐付けられない。

「探す」に期間限定の位置情報共有と統合watchOSアプリ
「探す」では、位置情報の共有期間を数分・数時間・数日単位で設定できるようになる。特定の相手への共有を当日限りで一時停止する機能も追加され、プレゼント購入やサプライズイベントなど、日常的なシーンでの活用が想定されている。
Apple Watchでは従来の「デバイスを探す」「持ち物を探す」「人を探す」の3アプリが「探す」に統合される。マップを中心としたUIで、友人・家族・デバイス・持ち物の所在確認が一元化される。AirTag(第2世代)やAirPods Pro 3の精密な位置特定にも対応する。

ウォレットで割り勘・物理カードのデジタル化・ホテルキーを強化
iOS 27のAppleウォレットには、ビジュアルインテリジェンスを使った割り勘機能が加わる。カメラでレシートを撮影し、各自が注文した項目を選択すると、税金・チップを含む支払い金額が算出され、Apple Cashで直接送金できる。この機能は米国のみで提供され、Apple Intelligenceが有効なデバイスが必要となる。
ポイントカードや会員証などの物理カードは、バーコードをスキャンするだけでAppleウォレットにパスとして保存できるようになる。保存したパスはQRコードやバーコードとしてiPhoneまたはApple Watchから提示可能で、Apple Watchのスマートスタックにピンどめしてウォレットのデジタルパスとしてすぐに使えるようにもなる。
対応ホテルでのウォレットキー機能も拡張され、客室や施設の解錠に加え、予約アクティビティの通知やホテル内サービスへのアクセスをウォレット上で一括管理できるようになる。
Apple PayとiPhoneタッチ決済を刷新
Apple Payのオンライン・アプリ内決済画面がデザイン更新される。カードの切り替えがスワイプ操作で行えるようになり、ポイント残高やデビット口座残高、後払いオプションなどの情報が画面上に集約される。
店舗向けの「タップして共有」機能も追加される。利用者は対応店舗のiPhoneに自分のiPhoneをタップするだけで、メールアドレスや配送先住所、ポイント情報を安全に渡せる。バスケット内の商品リアルタイム表示も導入され、割引適用状況をその場で確認できる。

PodcastのビデオがMacとtvOSにも対応
Apple PodcastのビデオポッドキャストがmacOSとtvOSでも視聴可能になる。Mac版ではピクチャ・イン・ピクチャに対応し、文字起こし・タイムスタンプ・チャプターを一画面で参照できる。tvOS版は再生UIを一新し、サイドバーナビゲーションを採用する。
加えて、iPhone・iPad・Mac・Apple Vision Proおよびウェブ版のpodcasts.apple.comで、番組内のエピソードをキーワード直接検索できる機能も追加される。

iCloud共有アルバムの強化とApple Music新機能
iCloudの共有アルバムはフル解像度での写真共有に対応し、絵文字リアクション・一時アルバム・Apple製デバイスを持たないユーザーからの参加も可能になる。iCloud+の多くのプランでは、Apple Intelligenceの画像生成などに関する1日あたりの利用上限が引き上げられる。
Apple Musicでは歌詞翻訳に7言語ペアを追加。日本語から英語への翻訳も新たにサポートされる。歌詞の発音ガイドには英語からカタカナ、北京語(簡体字)からカタカナなど5ペアが加わる。また、ロスレスおよびハイレゾロスレスオーディオがtvOSでも利用可能になり、Apple TV 4Kを通じて高音質再生ができるようになる。
提供時期
各機能は2026年秋に無料のソフトウェアアップデートとして配信予定。現在はデベロッパ向けベータ版が公開されており、来月パブリックベータが提供される。Apple Cashを使った割り勘機能は米国のみの提供で、日本での利用は対象外。ローカルリストも現時点では米国限定。
日常の細部に入り込む機能が増加
今回の発表で共通するのは、会計の割り勘・カードのデジタル化・位置情報の一時共有など、地味ながら毎日の生活で頻繁に直面する手間を一つひとつ省くアップデートが中心という点だ。特にAppleウォレットはAIとの統合によって実用的な用途が一気に広がり、カメラを起点とした操作フローが定着しつつある。日本では一部機能の提供が限定されるが、Podcast・iCloud・Apple Musicといった各アプリの改善は国内ユーザーも秋から恩恵を受けられる。




