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Apple、ノイキャン強化の新型AirPods 5を発表

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
6 時間前
読了時間: 4分


開放型イヤホンAirPods 5が登場。ノイキャン性能を前モデル比最大50%向上させ、価格は2万3800円から。9月18日発売。




Appleは現地時間9月9日(日本時間9月10日午前2時)、オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンの新モデル「AirPods 5」を発表した。新しい音響アーキテクチャと次世代のアダプティブイコライゼーションを採用し、アクティブノイズキャンセリング(ANC)と音質の両面を強化した。Siri AIによるハンズフリー操作やライブ翻訳機能にも対応する。


ノイズキャンセリング性能を強化

AirPods 5は、新しいマルチポート音響アーキテクチャと進化したコンピュテーショナルオーディオアルゴリズムにより、ANC搭載のAirPods 4と比べて最大50%多く周囲の雑音を除去できるとしている。あわせて外部音取り込みモードも改善され、声や周囲の音をより自然に再現する。

状況に応じて外部音取り込みとANCを自動で切り替える適応型オーディオにも対応する。また会話感知機能により、ユーザーが話し始めるとメディアの再生音量が自動的に下がり、周囲の人と会話しやすくなる。



音響設計を刷新

AirPods Pro 3の設計を参考にした新しいマルチポート音響アーキテクチャと次世代のアダプティブイコライゼーションにより、多様な耳の形状に合わせてより豊かで精細なサウンドを再生する。パーソナライズされた空間オーディオもより臨場感のある表現になったとしている。



Siri AIとライブ翻訳に対応

Apple Intelligence対応のiPhoneと組み合わせることで、外出先でもハンズフリーで各種機能を利用できる。iOS 27でベータ提供が始まるSiri AIは、メッセージやメール、写真など個人のコンテキストを理解し、アプリの操作や質問への回答をこなす。ユーザーは頭を縦・横に振るジェスチャーだけでSiriの確認に応答することも可能。

ライブ翻訳機能は、翻訳アプリでの設定後、両耳のステムを同時に押すか「Hey Siri、ライブ翻訳を開始」と話しかけることで利用できる。この機能はAirPodsの全ラインナップに拡大された。



上位モデルはワイヤレス充電ケースを搭載

上位モデルの「ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5」には、オープンイヤー型として初めて音量スワイプ対応の感圧センサーがステム部分に搭載され、上下にスワイプするだけで音量調整ができる。



バッテリー駆動時間も向上し、ANCを有効にした状態で1回の充電で最大5時間再生できる。これはANC搭載のAirPods 4より1時間長い。充電ケースを併用すればANC有効時で最大22時間再生可能。充電ケースはApple Watch用充電器、Qi規格充電器、USB-Cに対応する。



環境への配慮

AirPods 5は再生素材を全体で40%使用しており、ワイヤレス充電ケースには再生プラスチックを70%、バッテリーには再生コバルトを100%使用している。製造にあたっては、サプライチェーン全体で風力や太陽光などの再生可能エネルギーを35%使用したとしている。紙パッケージもファイバー素材を100%使用し、リサイクルしやすい設計とした。


価格と発売日

日本を含む65以上の国と地域で、本日(9月9日)より予約受付を開始し、9月18日(金)に発売する。

モデル

価格(税込)

AirPods 5

23,800円

ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5

27,800円

Apple Intelligenceは9月15日(火)にiOS 27で利用可能になる予定で、日本語を含む16言語に対応する。Siri AIは同日にベータ版として提供が始まるが、当初は英語のみの対応で、日本語対応は10月を予定している。


主な仕様

項目

AirPods 5

ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5

価格(税込)

23,800円

27,800円

装着方式

オープンイヤー

オープンイヤー

アクティブノイズキャンセリング

対応(AirPods 4比 最大50%向上)

対応(AirPods 4比 最大50%向上)

外部音取り込みモード

対応

対応

適応型オーディオ・会話感知

対応

対応

音量スワイプ操作

非対応

対応

連続再生時間(ANC有効時)

非公表

最大5時間

ケース込み再生時間(ANC有効時)

非公表

最大22時間

充電ケース

標準ケース

ワイヤレス充電対応ケース

Siri AI・ライブ翻訳

対応

対応


ANCの「標準搭載化」が示す戦略転換

今回の刷新で目を引くのは、価格構成の変化だ。前モデルのAirPods 4は、ANC非搭載の廉価モデル(21,800円)とANC搭載モデル(29,800円)に分かれていたが、AirPods 5では最も安いモデルにもANCが標準搭載され、価格は23,800円に抑えられた。ノイズキャンセリングという主要機能を全モデルの標準仕様に引き上げつつ、上位モデル(27,800円)の価格自体はAirPods 4のANC搭載モデルより下がっている。

背景には、Siri AIやライブ翻訳といったApple Intelligence関連機能を、できるだけ多くのユーザーの耳元に届けたいという狙いがうかがえる。ANCの有無で購買層を分けるよりも、音声アシスタントや翻訳機能の土台となるAirPodsの普及率を優先した価格設計といえる。オープンイヤー型でもカナル型に迫る遮音性能を打ち出したことで、密閉型を敬遠してきた層への訴求も強まりそうだ。


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