Apple、AirPods Pro 3を発表
- 藤崎 翔太
- 3 日前
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新しいデザインを採用し、ワークアウト中の心拍数センサー、より長くなったバッテリーを備えてバージョンアップ
AppleはAirPods Pro 3を発表した。AirPods Pro 3はインイヤー型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載し、前世代のAirPods Proと比べて最大2倍、第1世代と比べて最大4倍の雑音を除去する。デザインが更新され、耳へのフィット感が向上し、ランニング、高強度インターバルトレーニング、ヨガなどのアクティビティ中でも安定して装着できる。本日より予約注文を開始し、9月19日(金)より販売を開始する。
アクティブノイズキャンセリング
AirPods Pro 3は、新しいマルチポート音響アーキテクチャを備え、耳に音を届ける空気の流れを制御する。次世代のアダプティブイコライゼーションにより、低音域の応答が改善され、サウンドステージが広がる。これにより、音楽、テレビ番組、通話における楽器の音色や高周波の声が明瞭に聞こえる。
外部音取り込みモードは、ユーザーの声と話し相手の声をより自然に聞こえるように調整され、音楽を聴きながら周囲の音を認識できる。
AirPods Pro 3は、インイヤーワイヤレスヘッドフォンで最高のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載する。これは、低雑音マイク、コンピュテーショナルオーディオ、新しいフォーム入りイヤーチップによるパッシブノイズアイソレーションの組み合わせで実現される。
AirPods Pro 3は、移動中、オフィス、自宅などで、AirPods Pro 2と比べて最大2倍、第1世代と比べて最大4倍の雑音を除去する。ANCをオンにして音楽を再生する場合、最大再生時間は前世代より33%長く、最大8時間となる。

フィット感と耐久性の向上
AirPods Pro 3は、10万時間以上のユーザー調査と1万以上の耳のスキャンに基づき設計され、以前のモデルより安定した装着感を実現している。内部アーキテクチャが再設計され、イヤーチップの外側をボディ中央に配置し、左右のAirPodsを小型化した。フォーム材入りの新しいイヤーチップはXXSを含む5サイズで提供される。
AirPods Pro 3はIP57に適合し、耐汗・耐水性能が向上しており、ワークアウトや変化する天候にも対応できる。
ワークアウト機能
AirPods Pro 3は、Appleの最小の専用心拍数センサーを搭載し、ワークアウトデータを測定できる。専用のフォトプレチスモグラフィ(PPG)センサーは、不可視光を毎秒256回放射して血流の光吸収を測定する。加速度センサー、ジャイロスコープ、GPSのデータとiPhone上のAIモデルを組み合わせることで、ユーザーはフィットネスアプリで最大50種類のワークアウトを開始し、心拍数や消費カロリーを記録できる。ムーブリングやバッジの達成も可能である。
AirPods Pro 3とiPhoneを組み合わせることで、Workout Buddyにもアクセスできる。Workout Buddyはワークアウトデータとフィットネス履歴を分析し、セッション中にパーソナライズされたインサイトを提供する。
ライブ翻訳定
AirPods Pro 3はライブ翻訳機能を搭載しており、一部の言語で対面のコミュニケーションが可能で、ベータ版で利用できる。コンピュテーショナルオーディオとApple Intelligenceを用いて、AirPodsを装着したまま自然に話すことで、別の言語を理解している相手と会話できる。
ハンズフリー機能がない相手とは、iPhoneを横向きにしてリアルタイム文字起こしを相手の希望する言語で表示できる。相手の発話内容はAirPodsでユーザーの希望する言語に翻訳される。両者がAirPodsを装着し、iPhoneでライブ翻訳をオンにすると、ANCにより相手の声の音量を抑えながら翻訳に集中できる。
AirPodsのライブ翻訳は、英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語で利用可能で、年末までに日本語、イタリア語、韓国語、中国語(簡体字)が追加される予定である。