Anthropic、AIで脆弱性検証強化 Glasswing始動
- 白石 奈々

- 1 日前
- 読了時間: 2分

大手テックらと連携し、AIでソフトウェアのリスク評価と防御力向上を図る
米Anthropicは現地時間4月7日、サイバーセキュリティ強化を目的とした新プロジェクト「Project Glasswing」を発表した。AIの進化により攻撃手法も高度化するなか、防御側が先行して技術を取り込む必要性が高まっている。
脆弱性検証を高度化する専用AI
本プロジェクトでは、同社のAIモデルをベースとした専用システムを活用し、ソースコード解析や脆弱性の特定を高度化する。Anthropicは、この取り組みにおいてClaude系の専用モデル(Claude Mythos Preview)を用い、高度な推論能力をセキュリティ用途に適用する。検出結果は、攻撃成立性を踏まえた形で整理され、優先度の高い対策判断を支援する。
業界横断で進む実運用レベルの検証
パートナーには、Amazon Web Services、Google、Microsoft、Appleなどの大手テック企業に加え、NVIDIAやBroadcomといった半導体企業、Cisco、Palo Alto Networks、CrowdStrikeなどのセキュリティ企業が含まれる。さらに、Linux FoundationやJPMorgan Chaseといった組織も関与し、クラウド、半導体、ネットワーク、金融、オープンソースといった複数レイヤーを横断した検証体制が構築される。

限定提供とエコシステム全体での防御強化
Anthropicはこの仕組みを一般公開せず、信頼できるパートナーに限定して提供する。実運用環境での検証を通じて安全性と有効性を高めつつ、今後は重要インフラ領域への展開も視野に入れる。
攻撃と防御の均衡をどう保つか
AIが攻撃と防御の双方に利用される状況において、防御側の技術的優位を維持できるかが重要になる。Project Glasswingは、業界横断の連携によって共通のリスク領域を可視化し、セキュリティ水準の底上げを図る試みといえる。
参照サイト
Anthropic News
Project Glasswing


