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Anker、釘刺し試験100%通過の独自バッテリーセル「Neo Lithium-ion Battery」発表

  • 執筆者の写真: 藤崎 翔太
    藤崎 翔太
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分


アンカー・ジャパンが独自開発のバッテリーセル「Neo Lithium-ion Battery」を発表。釘刺し試験を100%通過し、採用製品の予約販売も同日開始した。




アンカー・ジャパンは5月27日、釘刺し試験をクリアできるとする安全性に特化したバッテリーセル「Neo Lithium-ion Battery」を発表した。あわせて、同セルを初めて搭載したモバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」の予約販売も同日より開始した。


Neo Lithium-ion Battery(NLB)の概要

「Neo Lithium-ion Battery」は、発火の原因となる磁性異物や微量金属などの不純物を電極と電解質の双方で排除したリチウムイオン電池の独自バッテリーセルで、正極における磁性異物の含有量を約667万分の1以下に制限している。

独自表面処理を施した負極や配合を最適化した電解液により、経年劣化も抑制している。

耐久性の面では、満充電のセルに直接釘を刺して内部ショートを強制的に発生させる釘刺し試験を100%クリアしたほか、1.4トンの重さに耐える耐圧試験、過充電試験、耐熱試験といった条件もクリアしている。セパレーターは温度が上がっても収縮・変形しにくい設計で、熱が高まっても内部ショートへの進行を抑制する。




ハード・ソフト両面からの安全設計

バッテリーセルだけでなく、製品全体の安全性も強化されている。筐体には難燃性素材を採用し、万一の発火時にも炎の外部拡散を防ぐ構造とした。

バッテリーマネジメントシステム(BMS)も刷新し、各セルを秒単位で個別監視して微細な異常を検知する。異常の程度に応じて製品を一時ロックまたは強制停止する機能も備え、専用アプリによるリアルタイム監視にも対応する。


採用第1弾製品「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」の概要・価格・発売情報

採用第1弾製品の「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」は、Qi2規格に対応し、互換性のあるスマートフォンへ最大15Wの出力でワイヤレス充電が可能。容量は10,000mAhで、iPhone 17シリーズを約2回充電できる。

本体の厚みは約15mmの薄型設計。USB Type-CポートはPD対応で最大30W出力に対応する。

価格は1万1,990円。予約分は6月下旬以降の出荷予定で、一般販売は2026年夏頃を予定している。予約はAnker Japan公式オンラインストアで受け付けている。

Anker Nano Power Bank
Anker Nano Power Bank

「燃えないモバイルバッテリー」への本格的な取り組み

モバイルバッテリーの発火・膨張は航空機への持ち込み規制強化など社会的な問題として認知が広がっており、安全性への関心が高まっている。今回Ankerが発表したNeo Lithium-ion Batteryは、業界で突破が極めて困難とされる釘刺し試験への100%通過を訴求点とし、セル素材・筐体・制御システムのすべてを刷新した取り組みだ。採用第1弾製品はQi2対応の薄型モバイルバッテリーに絞られているが、今後この技術がAnkerの製品ラインナップ全体へ展開されるかどうかが注目される。



「Neo Lithium-ion Battery」詳細:



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