アドビ、「Acrobat AIアシスタント」日本語版の提供を開始
- 桜井 未来
- 2月14日
- 読了時間: 3分
更新日:2月18日

生成AIベースの最新の対話型エンジン「AIアシスタント」月額680円から
Word(.docx)やPowerPoint(.pptx)、テキストファイル(.txt)など、PDF以外のファイルでも利用可能
2025年2月12日、アドビ株式会社はPDFの編集ソフトAdobe Acrobatの新機能として、「Acrobat AIアシスタント」の日本語版の一般提供を開始しました。
生成AIベースの最新の対話型エンジンである「Acrobat AIアシスタント」により、ドキュメントの内容に関する要約や質問への回答、インテリジェントな引用、コンテンツの生成とスムーズな共有が可能になります。
この「Acrobat AIアシスタント」は、AcrobatおよびAcrobat Readerのデスクトップ版、webアプリ、モバイル版アプリおよびブラウザ拡張機能において、月額680円からの追加のサブスクリプションで利用することができます。
Acrobat AIアシスタントの主な機能と利点
AIアシスタント
PDFのコンテンツに基づき、推奨される質問を提示したり、質問に対する回答を作成します。これらはすべて、直感的な対話型インターフェイスを通じて行われます。
生成要約
複数または長文のドキュメントを解析し、全体要約、セクションごとの要約を生成します。PDF内にある情報のみを要約するため、生成AIで発生するハルシネーションなど信頼性の低い情報を提示することはありません。
インテリジェントな引用
アドビのカスタマイズしたアトリビューションエンジンと独自のAIが引用を生成するため、ユーザーはAIアシスタントの回答の情報ソースを簡単に確認できます。
わかりやすいナビゲーション
クリック可能なリンクにより、長文ドキュメントの中から必要な情報を素早く見つけることができます。
利用目的に応じた文章の生成
要約された情報を、電子メール、レポート、プレゼンテーションなどの様々な形式にフォーマットすることができます。「コピー」ボタンにより、コピー&ペーストや共有を簡単に行うことができます。
顧客データの尊重
Acrobat ReaderおよびAcrobatのAIアシスタント機能は、データセキュリティプロトコルによって管理されており、顧客のドキュメントの内容が同意なしに保存されることや、AIアシスタントのトレーニングのために使用されることはありません。
PDFの枠を超えて
あらゆる文書形式(Word、PowerPoint、会議の議事録など)のファイルをAIアシスタントに読み込ませて使用することができます。
アドビの「Acrobat AIアシスタント」は、AI技術を駆使して、文書作成や編集作業を支援し、ユーザーの作業効率を大幅に向上させるツールです。AIを使って文書の要約、質問応答、引用生成などが簡単に行えるため、長文や複雑な文書を扱う際に非常に便利です。
これらの新機能を持つ「Acrobat AIアシスタント」は、企業や教育機関にとっても大きな価値を提供し、今後さらに多くのユーザーにとって役立つツールとなるでしょう。
※Acrobat AIアシスタントの使い方やユースケースの詳細についてはアドビブログでも紹介されています。