YouTubeのピクチャー・イン・ピクチャー機能、米国外の無料ユーザーにも順次開放へ
- 藤崎 翔太

- 5月1日
- 読了時間: 2分

YouTubeがPiP機能を全世界の無料ユーザーに拡大。今後数ヶ月かけて米国外のAndroid・iOS端末に順次提供する。
YouTubeは4月29日、ピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)機能の提供範囲を拡大すると公式サポートページで発表した。これまで米国ユーザーとYouTube Premiumの有料会員に限られていたPiP機能が、今後は世界中の無料ユーザーにも開放される。
PiP機能とは
PiPとは、視聴中の動画を小さなウィンドウに縮小し、アプリを離れた後も再生を継続できる機能だ。起動するにはホームボタンを押すか上方向にスワイプするだけで、画面上の任意の場所に移動できるミニプレーヤーとして動作する。
この機能は2018年にAndroid向け、2021年にiOS向けとして米国のPremium会員向けに先行提供されており、その後米国内の全ユーザーへと段階的に開放されてきた。
今回の変更内容
今回の展開後、ユーザー区分ごとの対応は以下のとおりとなる。
米国の無料ユーザー:変更なし、既存のPiP環境を継続
米国外の無料ユーザー:AndroidおよびiOSにて、長尺の非音楽コンテンツに限りPiPが利用可能になる
Premium Liteメンバー:引き続き長尺の非音楽コンテンツでPiPが利用可能
Premiumメンバー:音楽・非音楽を問わず全コンテンツでPiPが利用可能
なお、iPhoneおよびiPadでの利用にはiOS 15.0以降が必要となる。
提供時期
今後数ヶ月にわたって段階的にユーザーのアカウントへ反映される見込みで、全ユーザーへの到達には一定の時間を要する見通しだ。対応プラットフォームはAndroidとiOS。
Premiumの差別化をどう維持するか
YouTubeがこれまでPiPを有料機能として維持してきた背景には、Premiumの加入動機を確保する意図があったとされる。無料開放によってその訴求力の一部は失われるが、YouTubeはより多くのユーザーを引き込んでエンゲージメントを高めることを優先したとみられる。
PremiumにはPiP以外にも広告なし視聴やバックグラウンド再生といった機能が残っており、YouTubeは無料機能の拡大と並行してPremium独自のメリットを強化し続ける必要がある。今回の動きは、有料・無料の境界線を緩めながらも加入者を維持するための戦略的な調整といえ




