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A18 Proチップ搭載MacBookが開発中との噂

  • 執筆者の写真: 藤崎 翔太
    藤崎 翔太
  • 7月1日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月3日


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2025年第4四半期後半または2026年第1四半期前半に量産開始が予定されているとのこと。




Apple製品に関する精度の高い予測で知られる著名なアナリスト、Ming-Chi Kuo氏は自身のXアカウントにMacbookとAppleのSmart Glassesに関する記事を投稿した。



Macbookは13インチで四色展開


噂されているMacbookは、約13インチのディスプレイとA18 Proプロセッサを搭載している。筐体のカラーバリエーションには、シルバー、ブルー、ピンク、イエローが検討されている。

Appleは、2026年までにMacBookの総出荷台数をCOVID-19パンデミック時のピークである約2500万台(2025年の推定2000万台に対して)に戻すことを目指している。より手頃な価格のMacBookは、2026年に500万~700万台を占めると見込まれている。



スマートグラスは2027年


ディスプレイ機能は搭載していない。主な機能は、オーディオ再生やカメラ、動画撮影、AI環境センサーなどになる。フレームとテンプルの素材にはいくつかの選択肢があり、Appleは3Dプリント技術を使った生産の実現に向けて、実証実験を積極的に進めている。

2027年の出荷台数は、300万~500万台を超える見通しだ。



A18 Pro搭載MacBookの可能性と課題─Appleにとってのメリットとリスク


メリット

  1. 製品価格の引き下げが可能

    A18 Proチップは、iPhone向けに設計された省電力・高効率なSoCであり、Mシリーズよりもコストが抑えられる可能性がある。そのため、エントリーモデルのMacBookとして価格を下げやすくなる。

  2. ARMアーキテクチャの統一による開発効率の向上

    iPhone、iPad、MacBookすべてにApple独自のARMチップを搭載することで、OSやアプリの最適化がより効率的になる。開発側の負担も軽減される。Mシリーズは高価格帯MacおよびiPad Pro専用に。

  3. 新たな市場層の獲得

    現在のMacBookは高価格帯に集中しているため、ライトユーザーや学生層など、価格感度の高い層には訴求しにくい。A18 Pro搭載MacBookによって、より幅広いユーザーを取り込むことが可能になる。

  4. 省電力とファンレス設計による携帯性向上

    A18 Proは消費電力が低く発熱も少ないため、より薄型・軽量なMacBookの設計が可能となる。iPadライクなファンレスデザインに近づけることもできる。


デメリット

  1. ブランド価値の希薄化

    MacBookが高性能で高価格な「プレミアムデバイス」というポジションを築いている中で、廉価モデルを投入することでブランド全体のイメージが薄まる可能性がある。

  2. 性能に対する誤解や混乱

    A18 ProはiPhoneに最適化されたチップであり、Mシリーズほどの汎用処理性能やメモリ帯域は持たない。そのため、「MacBook」という名前で販売する場合、ユーザーが期待する性能とのギャップが生まれ、混乱を招く可能性がある。

  3. 製品ラインナップの複雑化

    M1〜M4チップを搭載するMacBookに加えて、Aシリーズ搭載モデルが登場すると、ユーザーにとって選択肢が煩雑になり、製品の違いが分かりにくくなる。

  4. iPadとのカニバリゼーション

    A18 Pro搭載MacBookは、価格や性能面でiPad(特にiPad AirやiPad Pro)と重なる可能性があり、Apple製品同士での競合が起きる懸念がある。



Appleにとっては市場の裾野を広げる大きなチャンスである一方、既存の製品哲学やラインナップとの整合性をどう取るかが重要な課題となる。価格と性能、そしてブランドのバランスを慎重に見極める必要がある。






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