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JCB、指紋認証クレジットカードで暗証番号なし決済の実用化を検証

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

JCB、指紋認証クレジットカードで暗証番号なし決済の実用化を検証
image : 株式会社ジェーシービー

DNPと共同で既存端末対応の生体認証カードを実証、キャッシュレスの安全性向上を検討


 JCBは大日本印刷(DNP)と共同で、指紋認証機能を備えたICカードの実証実験を開始した。キャッシュレス決済の広がりや不正利用対策の重要性の高まりを背景に、安全性と使いやすさを両立する次世代カードの実用化を検証する取り組みだ。


カードだけで本人確認が可能に

 このカードは、内蔵センサーで読み取った指紋情報を使って本人確認を行う。非接触決済では通常、一定額を超えると暗証番号の入力が必要になるが、指紋認証により金額制限なく暗証番号なしで支払いができる。接触決済でも同様に生体認証で本人確認を行い、操作の手間を増やさずにセキュリティ向上を図る。認証はカード内部で完結するため、既存の決済端末をそのまま使える点も特徴だ。


カードだけで本人確認が可能に
image : 株式会社ジェーシービー

商用化を見据えた実環境での検証

 JCBはこれまでも指紋認証カードの検証を行ってきたが、今回は商用化を前提に、接触・非接触それぞれの使い勝手や認証精度、端末との相性、日常利用時の負担などを実際の利用環境で評価する。対象は1都3県の加盟店で、JCBの社員モニターにカードを発行して検証を進める。


DNPがカード製造と基盤を担当

 DNPはカードの製造やパーソナライズ基盤の提供に加え、指紋認証に対応した決済アプリケーションを搭載したタッチ決済対応ICカードを供給する。既存端末での運用を前提とした仕様設計や動作確認も担い、実用化に向けた技術面の検証を支援する。


DNPがカード製造と基盤を担当
image : 株式会社ジェーシービー

物理カードの価値を再定義できるか

 スマートフォンでは生体認証による本人確認が一般的になっている一方、決済カード単体で同様の仕組みを提供する取り組みは、海外でも実証や限定導入の段階にとどまる。端末に依存しない認証手段として広がれば、キャッシュレス時代における物理カードの役割にも変化が生まれる可能性がある。今後はコストや耐久性、利用者の受け入れやすさを含めた実用性が焦点となる。



参照サイト

PR TIMES 株式会社ジェーシービー プレスリリース

JCBと大日本印刷、指紋認証機能付きICカードの商用化に向けた実証実験を開始



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