iPhone 18 ProとiPhone 18 Foldが新設計のA20チップを採用する
- 藤崎 翔太
- 6月4日
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更新日:4 日前

このチップはA18チップと今後のA19チップに比べて重要なデザイン変更が施されるらしい
AppleアナリストのJeff Pu氏は、株式調査会社GF Securitiesとのリサーチノートの中で、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、そして折りたたみ型とされるiPhone 18 Foldが、Appleの新型A20チップを搭載すると予測した。このA20チップには、A18および今後登場するA19チップと比較して、重要なデザイン上の変更が加えられるという。
Pu氏は、A20チップがTSMCの2nmプロセスによって製造される点を改めて強調した。現在のiPhone 16 Proシリーズに搭載されているA18 Proチップは、TSMCの第2世代3nmプロセスで製造されており、次世代のiPhone 17 Pro向けに投入されるA19 Proチップは、第3世代3nmプロセスを採用すると見られている。
iPhone 18シリーズにおいては、これらの3nmプロセスから2nmプロセスへの移行が実現することで、チップ内に搭載可能なトランジスタ数が増加し、性能と電力効率の大幅な向上が期待されている。具体的には、A20チップはA19チップと比べて最大15%の処理速度向上と、最大30%の電力効率改善が見込まれている。
プロセスとは?
チップセットの「プロセス数」とは、そのチップの中にある超小さなスイッチ(トランジスタ)を、どれだけ細かく作れるかを表す数字だ。「○nm(ナノメートル)」という単位で表され、数字が小さいほどより新しい、進んだ技術になる。
たとえば「3nm」や「2nm」という言い方があるが、これはトランジスタのサイズや、それに近い部分の細かさを示している。1ナノメートルは、1ミリの100万分の1というとても小さな長さだ。
プロセス数が小さいと、次のようなメリットがある:
チップの中にもっとたくさんのトランジスタを詰め込める → 性能がアップする
電気の流れが短くなる → 省エネで、バッテリーが長持ちしやすくなる
発熱も少なくなり、スマホが熱くなりにくくなる
たとえば、昔のチップが「7nm」だったのに対し、今のハイエンドスマホには「3nm」や「2nm」のチップが使われている。これにより、スマホの動作が速くなったり、バッテリーのもちが良くなったりしている。
つまり、プロセス数が小さいほど「高性能で省エネなチップ」になっている、というイメージで理解すればいい。
(Source:MacRumors)