アップルの「iOS 27」でSiriが専用アプリ化、自動削除機能を搭載か
- 藤崎 翔太

- 1 日前
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アップルが「iOS 27」でSiriを刷新し、チャット自動削除機能付きの専用アプリとして提供する可能性がある。
米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によると、アップルは次期OS「iOS 27」において、音声アシスタント「Siri」の大幅なリニューアルを計画している。新しいSiriは、従来のOS統合型から独立した「専用アプリ」として提供され、チャットGPTなどの生成AIサービスに近い仕様になる見込みである。
Siriの専用アプリ化と自動削除機能
新しく提供されるSiriの独立アプリでは、過去の会話履歴を検索したり、以前のチャットを引き継いで会話を続けたりすることが可能になる。また、プライバシー保護の観点から「メッセージ」アプリに似たチャットの自動削除機能が導入される。ユーザーは会話履歴の保存期間を「30日間」「1年間」「無期限」から選択できるようになり、起動時に過去の文脈を引き継ぐか、新しいチャットを始めるかも設定可能になる。他社の生成AIがデータ蓄積を重視するなか、アップルはプライバシー重視の姿勢を明確にする狙いがあるとみられる。
2年遅れの「ベータ版」としての提供と機能制限
大幅な刷新が期待される新しいSiriだが、開発の遅れや処理の遅延、AIの誤情報(ハルシネーション)への懸念から、当初はパブリック「ベータ版」として提供される可能性が高い。アップル社内のテスト版iOS 27には、高度なAIアシスタント機能を完全に無効化し、従来のコマンド型Siriへと即座に戻す切り替えスイッチが搭載されている。また、Google Geminiなどの外部AIモデルとのシステム連携や、新しいGenmojiの提案機能、カメラアプリ内への「Siriモード」の追加などもあわせてテストされている。
今後の展開
アップルは毎年恒例の開発者会議「WWDC 2026」を6月8日から開催する予定であり、この場でiOS 27とともに新しいSiriの詳細が発表されるとみられる。現時点では具体的な提供価格などの情報は出ていないが、例年通りであれば秋に開発者向けおよび一般向けのアップデートが行われる。日本市場を含むグローバル展開のスケジュールや、日本語環境への完全対応時期についての詳細は、WWDCの基調講演で明かされる見通しである。
AI時代のプライバシー戦略と課題
アップルは他社との差別化として「忘れるAI」というプライバシーファーストの路線を打ち出している。しかし、AIの精度向上には大量のデータ蓄積が不可欠であるため、データを制限しながら競合の高性能AIに対抗できるかどうかが、ベータ版脱却への大きな課題となる。
(Source:Bloomberg)



