Grok Bot登場、クラウドPCで業務を24時間自律実行
- 桜井 未来

- 3 時間前
- 読了時間: 2分

APIやMCPがない業務ツールも操作可能 複数のBotが作業を引き継ぎ、ユーザーの作業をルーティンとして記憶
米SpaceXAIは現地時間8月11日、業務用AIエージェント「Grok Bot」の早期ベータ版を発表した。クラウド上にコンピュータ環境を備え、メールや複数の業務ツールを横断してタスクを24時間自律的に実行する「AIのチームメンバー」と位置付ける。SuperGrok Heavy、Cursor Ultra、Cursor Teams Premiumの各有料プランの利用者向けに、デスクトップとiOSで提供を開始した。
クラウドPCでAPIやMCPがないツールも操作
Grok Botはクラウド上のコンピュータ環境を使い、ユーザーが離席している間もタスクを継続できる。APIやMCPが用意されていないプラットフォームでも、アプリや業務ツール、Webサイトにサインインして操作できるのが特徴だ。例えば、CRMへの商談メモの記録やフォローアップメールの下書き、Gmailで受信した請求書の処理、製品UIのバグの再現やチケットの起票などを自律的に実行できるという。
複数Botが連携して業務を分担
複数のBotを並列稼働させ、業務ごとに役割を分担させることもできる。受信トレイ管理や経費、採用、バグ修正、オペレーションなどを担当する専門Botを配置し、上位の「Chief of Staff(チーフ・オブ・スタッフ)」Botが全体を管理する構成も可能だ。Bot同士はスレッド上でメッセージをやり取りしてコンテキストを共有し、作業を引き継いだり、担当を割り当てたりできる。ユーザーが判断すべき場面だけ確認を求めることで、Bot同士の作業を人間が逐一仲介する手間を減らせる。

作業を実演すればルーティンとして保存
ユーザーが実際の作業をBotに実演すると、作業手順やユーザーの好みを記憶し、ワークフローを「ルーティン」として保存できる。次回から同じ作業を自律的に実行でき、ユーザーによる修正を次回以降の作業に反映することも可能だ。過去の会話や作業の文脈も保持し、途中で止まった作業をフォローアップできる。
Grok BotはもともとSpaceXAI社内で開発されたプロトタイプで、営業やマーケティング、オフィス業務、バグ修正などに利用されてきた。今回、外部ユーザーにも早期ベータ版として提供する。Enterpriseユーザー向けには、今後の提供に向けたウェイトリストへの登録を受け付けている。
参照サイト
SpaceXAI News
Introducing Grok Bot
Grok Bot




